※2023年の年末に出産しました。
予定日2日過ぎても、産まれず…
3人目は早いと聞くのに、
おしるしが出たのに。
1週間経っても産まれず…
お腹もはるし、重いし、遠出できないしとかなり悶々としました
破水
朝イチ診察。
「もう大きいからね~いつ産まれてもいいんだけどねえ」と言われ、いわゆる内診グリグリをしていただきました。
すると…破水!
すぐさま入院。集団の陣痛室に移動となりました健診に入院グッズは持参していなかったので、在宅中の夫に依頼。
ママチャリの前座席にスーツケースを載せて、かばん背負って、ダッシュで届けてくれました。
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陣痛室
病棟は工事が完了しており、
新しくピカピカ
破水だなんだと気が動転している中でもテンションがあがりました
工事業者の皆さまありがとう…出産頑張りますとの気持ちに。
集団の陣痛室はカーテンで仕切られ、4部屋もありトイレや洗面台がついていました。
大量の荷物と大きな妊婦の私では、やや狭いかな?と感じたものの、ベッドにただ寝ているだけなので、十分でした。しいていえば、行き来する助産師さんが狭いと思うのかな…
とりあえず横になっていればいいと思いつつも、陣痛がなかなか来ず…
昼食を食べ歯を磨いても、来ず。
読書をしてみても、音楽を聴いてみても、来ず。
先生は「陣痛はかならず来るので、まずは待ちましょう。」とのこと。ただし24時間以内に来なければ促進剤の使用を検討するようでした。
そうこうしているうちに、周りの妊婦さんが陣痛と戦っている様子が伝わってきて、何も起きていない私はひっそり応援
私もはやく参戦したい!と思い、陣痛が来る方法のYouTube動画を観ながらベッドの上で試したりしていました。
すると、羊水が出る感じがして…トイレに駆け込むと羊水の色がピンクから緑に。
身体の状況によって色や量が変化するということを知りました
スマホで検索すると色々な情報が出てきて、検索の手がとめられず、理解は追い付かず、知恵熱が出そうに
なんだか出ていく量もどんどん増えている気がしてしまって、神経質にナプキンを替えていたら、使い切ってしまいました産後用ナプキンなのに…
助産師さんは、等間隔で体温やNSTを確認するので、まずは待ちましょう。眠れるときに、眠っておくのも大事ですよと優しく声をかけてくれました。言ってくださることばの意味はわかるのに、母胎を受け身モードに切り替えるのは至難の業。
そして夜勤で交代した助産師さんは歌うように、
「なんか今日は来ない気がするわ、明日忙しくなるわよ。まずはおやすみなさい」と消灯。出産については三人目とはいえよくわからない。だから先生と助産師さんを信じ、お腹の子と自分の身体を感じて待とうと至りました。
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深夜1時頃、お腹の子に「俺はぶどうが好きだ」と言われた気がして目覚めました。
ぶどうスカッシュをひと口飲み…思えばこれが陣痛のはじまりでした。
腰が痛くなり起きて、眠くなり寝て、を交互に繰り返しました。
4時くらいから痛みは激しくなり、本陣痛に。
助産師さんが腰に手を当ててくれたり、ホットパックを貰い温めることで乗り切りました。そして中島みゆき「時代」を脳内再生しながらいきみ逃しをしました。
(第二子出産のときに編み出したので今度詳細を記録したいと思います)
分娩室
歩いて移動
どんどん余裕がなくなっていく中で、これはさらにすすむやつ
さっきまで優しく寄り添ってくださっていた助産師さんがテキパキ準備をすすめていく様子を見て、感動
「その者、青き衣をまといて云々…ナウシカ?!」となりました。
(水色のナースウェアを着ていました)
朝出勤したてのお医者さんが合流し、
引き継ぎの会話?では、羊水がやっぱり減っているようであること、会陰切開しないでいくことになったようで、恐怖MAXに(上の子達はどちらも切ったので、切るものだと思っていて…私の身体を私が一番信じてあげられなかった瞬間がありました、反省…)
同じく合流したベテラン助産師さんが、
私の下半身に意識がいきすぎてひきつった様子をみて、唐突におっぱいマッサージを開始。
えっ、何?となりましたが、
「赤ちゃんでてきたら飲ませようね~」ということで
これは気を紛らわしてくださいました。
第一子のとき、授乳の体勢がつらくてたまらずに、「ヒトは指からおっぱいが出るように進化してほしかった」と嘆いた時期がありましたが、今回はこの位置におっぱいがあることの価値をとてつもなく感じました。
産む瞬間は、やっぱり夫や子ども達のことを思い、ふんばることができました。
大きかった赤ちゃんは「どふん!」というかんじで爆誕しました
カンガルーケアもさせていただきました。
とっっってもかわいくて、むちむちで、へその緒はとても太かった。
赤ちゃんは処置され、私は分娩台に乗ったまま休憩。
ぶどうスカッシュを飲もうとしたら、移動や分娩台の上げ下げで振ってしまったようで、シャンパンファイトのように浴びてしまいました。
汗や血と共にぶどうスカッシュを拭くことになるとは思いませんでした。
助産師さんに笑っていただき救われましたが、申し訳なかったです。