１１月２２日 MBC月火ドラマ 「階伯」が とうとう最終回
６６０年７月 「百済」 滅亡。
百済と共に 散っていった 百済 最後の「英雄」 。。。 「階伯大将軍」
感動の最終回でした。 
その 「感動」を 少し おすそ分け
したいと思います。
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「三国史記」に伝えられている 「階伯」 について
少し調べてみました。 
「百済最後の王 ３１代義慈王代の将軍」 （生年不詳～６６０年）
官職は、達卒（１６官等中２等）でした。
６６０年 金庾信率いる５万の新羅軍と階伯率いるわずか５千の百済軍との黄山筏
での戦い。黄山筏において階伯は険しい場所を先に占有し、３つの陣営に
分けて、新羅軍に対抗。新羅軍を圧倒し、四回にわたる戦い全てにおいて
勝利を収めました。 しかし、それによる疲労困憊、多くの犠牲・・・
そして７月、ついに唐の蘇定方が率いる13万の大軍が援護して攻め込み、
新羅の盤屈と官昌と言う幼い花郎達(貴族の子弟によって組織された集団の
（花郎： 盤屈(バングル・・・キムユシンの弟フンスンの息子であり
ユシンの娘婿でもある。
官昌（グァンチャン・・・金春秋の娘婿。 ） だそうです
長)の命をかけた活躍が新羅の士気を高めることに。百済軍は果敢に戦う
もついに敗北。 「階伯将軍」は壮烈な最期をとげます。
義慈王は熊津に逃れますがまもなく降伏 。。。。。。。。百済滅亡と。
少し時代をさかのぼりますが・・・
義慈王は王位に就いた翌年には新羅を攻め４０余城を陥落させ、その後、
当項城・大耶城・腰車城などを攻撃し新羅を苦境に陥らせるなど度重なる勝利。
次第に傲慢になり贅沢を好み享楽にふける様になります。やがて百済の力
が衰え、かげりが見えてくると佐平の役職にいた成忠が必死で諫言を呈しても
かえって王の恨みを買い、やがて成忠は死。王の周辺は忠臣よりも奸臣たち
に固められ ますます国を衰退させることと。
これに比べ国を最後まで見捨てず 「百済と運命を共にした階伯将軍」の
行績と逸話は後代の人々によって賞賛される対象になりました。
「階伯将軍」は百済人としては珍しく『三国史記』列伝に記載されています。
その後も「階伯」は朝鮮時代の有識者達によって忠節の手本として扱われ
彼を賞賛する為に、様々な書院(李朝時代に両班が子弟などに学問を教えた
私的な学校)や寺院が建てられました。
扶餘の義烈祠，三忠祠，八忠祠，そして論山の忠谷書院がそうです。
（ 参考文献 『三国史記』『論山郡誌』 ）
その後、唐は百済の領域に都督府を設置して直接支配を図りますが、唐軍の
主力が帰国すると百済遺臣の反乱が大きくなっていきます。
また百済滅亡を知った倭国（日本）でも、百済復興を全面的に支援することを決定し、
倭国に人質として滞在していた百済王子である扶余豊璋を急遽帰国させることに。
救援軍を送ります。 実権を握った百済遺臣と百済に戻った豊璋との間に内紛が起
こります。 やがて唐本国から劉仁軌の率いる唐の増援軍が到着し・・・・・
６６３年倭国の水軍と白村江（白馬江）で決戦が始まります（白村江の戦い）。
結局、これに大敗した倭軍は亡命を希望する多くの百済貴族を伴って帰国を
余儀なくされます。
ひそかに高句麗に逃げ延びた豊璋でしたが、やがて６６８年には・・・・・
。。。。。。。 「唐・新羅連合軍」により 「高句麗」滅亡 を迎えます。
この百済最後の王「３１代義慈王」は、ドラマ「薯童謡」に描かれている
百済の王子（後の３０代武王）と新羅２７代善徳女王の妹
である善花公主の間の王子です。
（注）・・・昔話「薯童謡」に描かれている「「薯童王子」が
「百済３０代王武王」であるという説が
一般的と見られていますが（三国遺事による）
これには異説あり、「２５代武寧王」説・・・・・
ドラマ「薯童謡」はこちらかな」～～～
日本に伝わる同様な話からは「２４代東城王」説も。
後日、また調べて書いてみようと思います。
そして、この時代の新羅は 「善徳女王」の甥である「金春秋」が「２９代武烈王」となっています。この戦いでも、新羅軍の中心は金庾信であるとは、
正に生涯を「三国統一」に捧げたということですね～～～
以上・・・ ドラマ「薯童謡」、「善徳女王」 参照
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前置きが長くなりましたが～～～
「階伯 最終回」が この 「黄山筏（ファンサンボル）での最後の戦い」です。
６６０年７月 唐水軍１３万が百済に向かって来ているという知らせを受けた階伯。
義慈王に会いに。
（ 「죽지 마라 ! 반드시 살아가라 ! 」
・・・・・・・死ぬでない！必ず生きて戻れ！ ）
「 弟よ、死ぬな。必ず生きて戻り、共に夢をかなえるのだ。」
（王と階伯、最後の別れとなるのを覚悟しつつも。。。）
「はい、必ず！」 。。。 その後、「ウンゴ」のもとに、最後の別れ。
最後に家族のもとに向かいます・・・
そこには、「意を決した妻」が 
「あなたの手で殺してください。先に行ってあなたをお待ちしています。」と
最初は、躊躇う階伯ですが・・・・・「妻のその覚悟」に 自らも決意を固め
「妻子」の命を絶って。。。。 最後の戦いに向かいます。
これが、 「百済軍士」の力を振起します。
そして。。。。。 戦いに。
熾烈な戦いが続き・・・・ とうとう 「最後
」と
「階伯」は兵士たちの前に膝まついて・・・ 驚く兵士たちに
最後の命令を下します。 （感動で～～す 
）
「百済の偉大な兵士たちよ。お前たちの素晴らしい勇気と忠心には
頭が下がる。 この階伯、今日ここに命令を下す。
死ぬな、そして必ず生きて戻るのだ。国のためでもなく、歴史のためでもなく、
王のため、私のためでもなく・・・
ただお前たちの 父や母、妻や子の元に帰るのだ！ 死なずに戦え！」
・・・・・ 乗り移ったかのような「イ・ソジン」
そして決死で戦うもついに・・・・・
英雄。。。。。 はかないものです～～～
日本での 初放送
１２月２６日（月）～
スカパーKNTV 毎週月火 午後１０：０５～１１：２０
全 ３６話 です。
私は契約していないので、残念ながら見れません。
韓国での視聴率は 「イマイチ」だったそうですが、
私は、「充分楽しめました。」
乗り移ったかのような・・・イ・ソジンの演技も素敵でしたよ～～