今日は秋単衣にぴったりの新作をご紹介します。


「僕は10月生まれなんでとても好きな花なんだけど、コスモスの柄ってあんまり見ないな~」


なんてふと思ったところから始まりました。

まわりに尋ねてみると、「古典に出てくる日本の花ではないということ、葉が細かすぎて仕事が大変であること、季節が限定されすぎるため売りにくいということ…」のような答えが…。


昨今の厳しい着物業界の中で、いま求められているのは市場にない商品、ピンポイントでターゲットを絞った商品作りということは十分に理解しています。

それでも、冒険するのはリスクが大きいというのが満場一致の問屋さんの意見ではないでしょうか。


僕はそんな時だからこそ、あえて作品を作ってみることに決めました。


その作品「霞ぼかしコスモス」がこちらです。


$着物作りの裏話!京友禅の着物をプロデュースする3代目のひとりごと!

秋をしっかりとイメージできるよう、あえてバック柄にはススキを使いました。

地色はきれいめのクリーム色で、白抜きのカスミぼかしが入っています。
実際は写真よりレモンクリームがかった明るい感じで、イメージどおりにできました。


コスモスの葉は本物より少し減らすことでデザイン化して、秋色の効いた配色をもってきました。

品良くなるように花は白をベースに、少し渋めのサーモンピンクのお花もまぜてもらいます。
全体にピンクのコスモスばかりだと安っぽくいやらしい感じになるので、アクセントくらいに持ってくる方が上品になると僕は思っています。


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↑ アップの画像です。

お花にカスリの刺繍をあしらいました。
立ち姿でチラッと見えるか見えないかくらいの上品さがいいのです。



先日から掲載しています新作商品は、お盆休みまでに当社に工房見学に来られた方は、実物を見ていただくことができます。


写真より実際の商品はまた艶感や色目が鮮やかで、まったく違うように見えることでしょう。


工房見学




ぜひお気軽にお問い合わせ、メッセージくださいね。


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こんばんは。今夜も作品紹介します。

モダンでかつ古典柄をアレンジした、それでいて高級感のあるキモノ…


そんなキモノが作りたい。

前回のブログ
http://ameblo.jp/marbow33/entry-10789056279.html#main


そして…


新色


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クリーム色の地色に、ティファニーブルーのような浅葱色の染め分け。

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↑ こちらが仮絵羽した状態です。

アップでみてみると…

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ツルに銀の砂子を摺り、唐草には白い友禅を、そしてアクセントに銀駒刺繍まであしらいました。


そして…こんな色も作らせてもらいました。


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上品な淡いピンクにグレーの取り方です。



少しお色目を変えるだけで、雰囲気やイメージもガラッとかわりますね。


写真は少し暗くて色がわかりにくいですね…。



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皆様、お久しぶりでございます。


なかなか更新ができませんでしたが、しっかりと新作を作っております。

作品のブログは本当に久しぶりですね。

今日、ご紹介しますのは新作の付下げ「唐草」です。


3ヶ月ほど前、地下鉄の駅で見かけたある女性のスカート。

エミリオ・プッチのようなデザインなのですが、グレーに白と黒とターコイズブルーの配色が絶妙で、その女性の顔は覚えていないのですが、配色だけは脳裏にやきつけました。


どんなデザインで作ろうかな…やはりモダンな配色なんで、あんまり古典ぽくない方がいいかな、ということで、唐草のデザインをイメージを伝えて下絵屋さんに書いてもらいました。

上に伸びるような、それでいて動きのある構図にしてもらうよう、目の前で何度もデザインを書き直してもらいました。


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完成したのが、こちらです。


地下鉄の駅でみかけたスカートの配色で作りました。

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そこらへんにあるものとの違いは、この友禅のぼかしです。

しっかりと効いた力強い墨色と白のぼかしは、廉価品では絶対にできません。

「本物の京友禅」という、プライドをもって発表です。


実には乳白色の箔(銀と金の間のような色の箔です)を、アクセントで入れました。


ターコイズブルーの色がピリッと効いたイメージどおりの付下ができあがりました。



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