カレンダー小説企画を主催しました。以下から是非どうぞ。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~marboh_plus/event.html
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おおかみこどもの雨と雪
Hulluで『おおかみこどもの雨と雪』を観ました。
僕は雨くんに感情移入してしまって、「母ちゃんスマン」という感じのラストでした。
一方、雪ちゃんのほうは、「こんな人たちいたなあ」って、教室の隅から眺めてる感じ。僕にとっては遠い存在で、おおかみおとこよりも、なんだかよほど御伽噺でした(笑
あとは終始、「母ちゃん腰を痛めやしないか。気を付けろ」とハラハラし通し。
そして、全体を通して雪ちゃんの語りだからか、母ちゃんずっと笑っていたけれど、夜一人で挫けて泣いていたりしてますよ、きっと。それを、母ちゃんは必死に隠してたのかも知れない。
片親の子供にとっては(少なくとも僕にとっては)、唯一の親という、自分を守ってくれる強者の泣く姿は、この世の終わりみたいな衝撃があるもの。大人になれば、「親だって泣くわ」と思えるけれど、子供時分には目の前が暗転しかねない。
花さん、隠し通したのだとしたら、あっ ぱれ。
実は、雨くんのほうは気付いていそうだけれど。
最後に、タイトルの『おおかみこどもの雨と雪』ですが、弟の雨くんの名前が最初にくるのは何故だろう。語感の良さでしょうか。
雪と雨、雨と雪。さあどっちにしよう、と言われたら、僕も雨と雪にすると思います。
んじゃ、あでゅー ノシ
僕は雨くんに感情移入してしまって、「母ちゃんスマン」という感じのラストでした。
一方、雪ちゃんのほうは、「こんな人たちいたなあ」って、教室の隅から眺めてる感じ。僕にとっては遠い存在で、おおかみおとこよりも、なんだかよほど御伽噺でした(笑
あとは終始、「母ちゃん腰を痛めやしないか。気を付けろ」とハラハラし通し。
そして、全体を通して雪ちゃんの語りだからか、母ちゃんずっと笑っていたけれど、夜一人で挫けて泣いていたりしてますよ、きっと。それを、母ちゃんは必死に隠してたのかも知れない。
片親の子供にとっては(少なくとも僕にとっては)、唯一の親という、自分を守ってくれる強者の泣く姿は、この世の終わりみたいな衝撃があるもの。大人になれば、「親だって泣くわ」と思えるけれど、子供時分には目の前が暗転しかねない。
花さん、隠し通したのだとしたら、あっ ぱれ。
実は、雨くんのほうは気付いていそうだけれど。
最後に、タイトルの『おおかみこどもの雨と雪』ですが、弟の雨くんの名前が最初にくるのは何故だろう。語感の良さでしょうか。
雪と雨、雨と雪。さあどっちにしよう、と言われたら、僕も雨と雪にすると思います。
んじゃ、あでゅー ノシ
読書感想文「虐殺器官」
伊藤計劃 『虐殺器官』、読了。
まず、僕がこの小説を大いに楽しめなかった敗因は、オチに感づいてしまったことが大きい。ヴィクトリア湖での作戦からは、ほとんど予想通りの展開でした。
あまり先の展開に頭を巡らせず、流れるように読むほうが楽しめるのだな、と個人的には思いました。
さて、内容について、散文的に語ります。
中盤辺りで、ついに【虐殺器官】という言葉が出てきました。【虐殺の文法】とも。
この【虐殺の文法】に関する説明、とても面白かったです。
瀬名秀明『BRAIN VALLEY』で、ラファエロの『キリストの変容』という絵画に言及したシーン。そこを読んだ時のような、背筋がぞわぞわする感覚を味わいました。(僕にしか分かりようのない例えですね、すみませんw)
ホラー作品でたびたび見かける【忌み語】というもの。【虐殺の文法】というものの特性を思うに、【忌み語】にかなり近いように感じました。根本的には同じものなんじゃないでしょうか。
なんにせよ、【虐殺器官】に関する話は、とても楽しく、興味深く読めました。
そして、この虐殺器官という作品、様々な発達したテクノロジーが登場していて、たしかにSF作品なんだと思います。【虐殺器官】そのものも、SF的テクノロジーとは切り離せません。
ただ、SF作品を読んでいる、という感覚はありませんでした。青春群像劇や、哲学を語った文学作品を読んでいる時の感覚に近いものでした。おそらく、主人公が、(解説にもありましたが)特定の感覚をマスキングされ、成熟できない状態にあった、とてもナイーブな少年のようだったからだと思います。
戦闘、諜報、特殊部隊、と聞いて想像する世界観に、中学二年生がプロフェッショナルとして存在している。そういう新鮮さがありました。
そんな、ナイーブで切ないほど痛々しい主人公が辿り着く結末としては、エピローグは納得の展開でした。
あ、そうそう。
【デリバリー・ピザの不変性の帝国】、という言葉に、ハートをイーグルキャッチされました。
あえて僕が語るまでもなく賛否ある作品なのでしょうが、ひとまずの感想でした。いずれ、同著者のハーモニーも読もうと思いました。
ではでは、あでゅー。
まず、僕がこの小説を大いに楽しめなかった敗因は、オチに感づいてしまったことが大きい。ヴィクトリア湖での作戦からは、ほとんど予想通りの展開でした。
あまり先の展開に頭を巡らせず、流れるように読むほうが楽しめるのだな、と個人的には思いました。
さて、内容について、散文的に語ります。
中盤辺りで、ついに【虐殺器官】という言葉が出てきました。【虐殺の文法】とも。
この【虐殺の文法】に関する説明、とても面白かったです。
瀬名秀明『BRAIN VALLEY』で、ラファエロの『キリストの変容』という絵画に言及したシーン。そこを読んだ時のような、背筋がぞわぞわする感覚を味わいました。(僕にしか分かりようのない例えですね、すみませんw)
ホラー作品でたびたび見かける【忌み語】というもの。【虐殺の文法】というものの特性を思うに、【忌み語】にかなり近いように感じました。根本的には同じものなんじゃないでしょうか。
なんにせよ、【虐殺器官】に関する話は、とても楽しく、興味深く読めました。
そして、この虐殺器官という作品、様々な発達したテクノロジーが登場していて、たしかにSF作品なんだと思います。【虐殺器官】そのものも、SF的テクノロジーとは切り離せません。
ただ、SF作品を読んでいる、という感覚はありませんでした。青春群像劇や、哲学を語った文学作品を読んでいる時の感覚に近いものでした。おそらく、主人公が、(解説にもありましたが)特定の感覚をマスキングされ、成熟できない状態にあった、とてもナイーブな少年のようだったからだと思います。
戦闘、諜報、特殊部隊、と聞いて想像する世界観に、中学二年生がプロフェッショナルとして存在している。そういう新鮮さがありました。
そんな、ナイーブで切ないほど痛々しい主人公が辿り着く結末としては、エピローグは納得の展開でした。
あ、そうそう。
【デリバリー・ピザの不変性の帝国】、という言葉に、ハートをイーグルキャッチされました。
あえて僕が語るまでもなく賛否ある作品なのでしょうが、ひとまずの感想でした。いずれ、同著者のハーモニーも読もうと思いました。
ではでは、あでゅー。
カレンダー小説企画!
僕が発した何気ないツイートから盛り上がり、カレンダー小説企画を立ち上げ、ついに公開するに至りました。
春夏秋冬、年中行事など、12ヶ月に及ぶ物語群です。
総勢10名が参加し、12編の掌編が集まりました。1つ1つは短く、さくっと読めますので、是非どうぞ。
カレンダー小説企画
http://www7b.biglobe.ne.jp/~marboh_plus/event.html
※本企画に参加、一緒にブラッシュアップしてくださった作家の皆様、ありがとうございました。
春夏秋冬、年中行事など、12ヶ月に及ぶ物語群です。
総勢10名が参加し、12編の掌編が集まりました。1つ1つは短く、さくっと読めますので、是非どうぞ。
カレンダー小説企画
http://www7b.biglobe.ne.jp/~marboh_plus/event.html
※本企画に参加、一緒にブラッシュアップしてくださった作家の皆様、ありがとうございました。
