津別峠の雲海 |  十勝野機動部隊

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   十勝平野の中で生活している管理人の日々

KAGAYA祭りを見終わり、ラウレアで友人との再会を果たしてその日は帰るつもりでした。
しかしせっかくの連休だしここまで来たのだから、予てから行ってみたいと思っていた津別峠の雲海を見ていくことに決めました。
ラウレアでピザ食べたので後は適当に車中泊する場所見付けて寝るだけです。
ついこの2日前までは猛暑だったのが一変し、この夜寝る頃は既に17度位まで下がり肌寒いくらいでした。
ネットで日の出の時間調べてみると根室で5時13分。
なんとなく「ん、この時期ってこんな遅かったっけ?」と思いつつも眠くて深く考えずに寝てしまいました。
でもこれが翌日の失態となります。




3時過ぎ頃目が覚めて外に出てみると、もう薄暗いながらも十分辺りを見渡すことの出来る位に明るい!
嫌な予感しつつも「まだ月が大きかったか?(因みに曇空です)」と一応の結論づけて取り敢えず朝食の準備にとりかかります。
朝食をとり終えて出発予定時刻の4時半になりました。
空を見上げると青空が見え始めています。これはイケルかも!
しかしこの青空、夜明け前にしてはやけに青い。
車を走らせて東の空の雲の様子もーを見ても「これ絶対もう日が昇っているよね!?」とようやく昨夜からの引っ掛かりがはっきりしました。
後で調べたら実際には1時間近く前でした。そりゃそうだよなぁ~。一体何見たんだろ??
展望台直前で既に下ってくる車がチラホラ。
「ヒェ~、もう見時が過ぎたのか、それとも雲海出てないのか?」と不安と焦りがつのります。




展望台に到着するやいなや急いでカメラと三脚引っ張りだして展望台へダッシュ!



おお~っ、見えてる~!!
日の出の瞬間は完全に逃した上、上空にも雲があるので雲海も引き立ちませんが、殆どダメ元のつもりだったので見られただけでも嬉しい!




しばらくすると雲間から日が漏れてきました。




おお、イイ感じになってきた!
実はこの雲海の下は屈斜路湖という湖があります。
カルデラ湖なので周りは外輪山に覆われていて、そこに霧が溜まるんですね。









南側の外輪山を越えて霧が流れ込んできます。


湖面が見えてきました。
クッシーは確認できませんでした(^^


雲海プロミネンス出現 !


上空の雲が邪魔でしたが、十分雲海を楽しむことが出来ました。


この津別峠はトマムの雲海テラスと並び、北海道を代表する雲海スポットです。
屈斜路湖を望む場所としては美幌峠の方がずっと知名度が高いのですが、津別峠のこの展望台のある所は更に500m近く高いので、結構な確率で雲海見られるらしいです。
また雲海が無くても良く晴れ渡ると知床半島や北方領土まで見渡せるとか !
今度はそんな時にも訪れてみたいですね。


このお城のようなものが展望台です。
実は実際に撮影したのはこの展望台下の前の方です。
というのもお城の展望台は夜間閉鎖されていて、この時間では入れないのです。
雲海の写真で見て分かる通り、展望台下からでは手前の熊笹が結構邪魔なんですよね。



展望台の駐車場。
星見屋ならここで星空見てみたいと思うことでしょう。
夜間展望台には登れませんがトイレは24時間使えるのでそこも魅力です。
しかし実際には展望台の上に上がらない限り、視界の制限は意外とあります。


尚、天体写真家の吉田隆行氏がここの様子を紹介されていたので参考までに↓

津別峠展望台 北海道の満天の星空