会話方式で為替の基本やそもそも論、へえ情報などが知れる。

 

そして、最近のドル円の変動は常識が通じない部分があるということも。

 

円安トレンドであるけれど、何か危機的なことが起きると円高が一気に進む理由。

 

特に、東日本大震災の時の円高について。

 

<機関投資家の間では、「資金回帰が起こった可能性が高い」と言われています。海外で運用していた資金を国内に戻したということです。しかし、あの頃、生保などの大手機関投資家が大量に円を買ったというデータはありません。実は、真相は今もはっきりしないのです。これは推測ですが、資金回帰的な動きが大量に出るのではないか、そうなれば円高だ、と連想した投機筋が大量に円を買った。その結果として円高になったのかもしれません。>

 

ということは、次の大きな災害や世界的な金融危機でも、同じことが起きるかもしれない。

 

ただ、真相がはっきりせず投機筋次第ということなら、その時は逆に円安に振れる可能性もあるということだ。

 

また、この記述も興味深い。

 

<今の状況に慣れている人には意外かもしれませんが、円安要因とドル高要因が同時に起こるということは、これまであまりありませんでした。むしろ、円とドルは「名目実効為替レート」において同じ動きをする通貨でした。>

 

つまり、名目実効レートから大きくずれているのは、これまでと違う現象。

 

これもまた不確実なことが起きる前兆と言えるだろう。

 

為替に振り回されないための、リスクヘッジをしておかなければいけないということだけが確実なことか。

 

 

土曜の夜にOAしていたドラマは、とても楽しんで観ていた。

 

何か特別なことが起こるわけではないが、仕事をしている人ならあるあるの話をデフォルメして、コメディとして秀逸だった。

 

そんなドラマを映画化して、どうなるのか?と思っていたが十分満足な内容。

 

OPからカット割りのテンポなど、ドラマとは違って映画らしく撮っている。

 

伊藤家の両親と3人の娘に大森&渡辺の群像劇が、テンポよく展開。

 

小ネタの連続で、クスクスから大笑い。

 

でも、ドラマを観ていない人は前提がわからないと、理解できないのではないかというペース。

 

食にこだわっているドラマで、3人の娘たち、とくに二女の里香役の佐久間由衣の食べっぷりが良い。

 

何より、存在感があるのが大森役の浜野謙太と渡辺役の太田莉菜。

 

食を中心とした寸劇で笑えるのだけど、実はストーリー的にも重要な役割。

 

映画版なので、最後はおいハンサム!としては大事件が起きたり、京都でのシーンもあったりするが、徹底的に日常と源太郎のハンサムで終えても良かったかな。

 

テーマとしても、そういうことだったのだろう。

 

また、時間をおいて、ドラマで楽しましてほしい。