人間の身体が動物化していく奇病が、まん延している世界の物語。

 

冒頭から、すでに奇病が流行っていて、その説明などは一切ない。

 

妻(母)が病気にかかり施設に収容されている父と子が主人公。

 

動物化が進み、夫も子どもも理解しているのかよくわからない状態で、妻(母)はほとんど出てこない。

 

その妻(母)を輸送する車が事故に遭い、森に逃げ出す。

 

父子は森で妻(母)を探すのだが、息子にも動物化の症状が出始めてしまうというストーリー。
 

全編を通じて感じたのは、ヒトと動物、そして森の関係。

 

ドイツ人は森に対して強い思いを持っていると聞くが、フランス人はどうなのだろうか?

 

私が感じたのは、最近里山が崩壊し、クマやサルが町に出没する件数が増えているという日本の話。

 

この映画の中でも、動物が暮らす森と人間の生活の境界が崩れていて、それが動物化という病気に象徴されているように感じた。

 

動物界というタイトルも含め、色々深いテーマがあるのだろう。

 

ただ、エンタメ作品としても面白い。

 

鳥人間と飼い犬が良いキャラだった。

 

新NISAのスタートで、投資人口が一気に増えた今年。

 

もう少し早いタイミングで、この本は出版されるべきだった。

 

投資初心者向けではあるが、中級者が基本に立ち返るきっかけにもなる。

 

冒頭で<金融教育を受けた人のほうが金融トラブルに巻き込まれやすくなっている(略)「自称中級者」がいちばん危ない>と指摘。

 

これは、そもそも”金融教育”が間違っているのが原因だ。

 

だからこそ、タイトルにある通り”リテラシーはこれだけ”とわかりやすく書かれている。

 

それが<初心者は「つみたて投資枠のインデックス投資信託」の一択>ということ。

 

その理由は様々あるが、有限な時間を投資のために使わなくてすむというのが、一番だと思う。

 

<みなさんはこれ以上「金融教育」に割く時間はありますか?(略)私の専門分野である金融に関しては、そんなに勉強しなくても大丈夫だよと伝えたくて書いたのが本書>というのは、説得力がある。

 

そして、もう一つ関心したのが<証券会社がインデックス投資信託の販売で利益を出し、その規模が大きくなることで自然に手数料が下がるのが望ましい状態のはずです。(略)証券会社から見たインデックス投資信託の収益性が悪化すれば、結局ギャンブル性の高い商品に誘導されて被害を受けるのは、投資にあまり興味のないみなさんなので、本書ではあえて「つみたてNISAの対象商品ならどれでもいいよ」というスタンスを取りました。>という部分。

 

新NISA推奨番組や本では、信託報酬の安さをポイントにするものが多い中で、この視点は見落としていた。

 

1作目と前作は面白かった。

 

エディとヴェノムのテンポの良い会話が楽しく、無理やりなストーリーもマーベルだしと楽しめた。

 

それなのにシリーズ最後となる本作は、テンポも悪く、無理やりどころか意味不明な展開。

 

説明不足のまま、「オイオイ」とあきれ気味のつっこみをしたくなるラストシーン。

 

結局、創造主らしきものは閉じ込められたままで、普通なら次もありそうだけど、もういいやと思わせる。

 

トム・ハーディは製作と原案のようだが、自らシリーズに幕を下ろしたかったのか。

 

エンドロール後にも映像が流れたが、まさに蛇足。

 

100分が長く感じ、ひと笑いもできないし、ハラハラもしなかった。

 

まぁ、映画はこういう外れもあるものだな。