ワダツミの木に願ったのは
光り輝く玉を手に入れるための
儀式だった。
これはサスペンスなどではない
美智恵もそう思うだろ？
そういうと銀次は太いナタを振り下ろして
薪を割り出した
冬の事だ
薪ストーブ用に薪をたくさん作って
今年の冬は冷えますね
美智恵もそう思うだろ？
そう言うと銀次は明太子をたべだした
ふぅ、さて、キツネに餌をやらないと
キツネがお腹を空かして餓死してしまう
緑のたぬきより赤いキツネか
もしくは紫の人間か
なんて事を考えていると
小屋は吹雪で覆われた
美智恵はしばらく話すのを
やめて、仏像を
みがきだした
銀次はそれを黙ってみていた。
白い息がでて
北極生活もこれで15日目だ
愛を語るなら20日目が
いいだろう
二人は結婚しているのでは
なかった
二人は大学の友達で
北極の小屋にきていたのだった
クスっと美智恵は笑った
何がおかしいのだい？
そう銀次が尋ねると
笑いながら
だって仏像が
そういうと
光の中に包まれていた仏像が輝きだした
銀次はその日にテレビ局の面接を受けた
テレビプロデューサーになりたいのだという
またナタをふりまわして
薪を作っていると
誤って豚のペットにナタを振り下ろしてしまった
豚は無事でしたが
以後気をつけたいとの事でした
ムガッパ・
美智恵は
ふと思って
銀次の股間に手を当てた
やがてさすりはじめた
いいでしょ？
銀次
と美智恵は少し誘惑した口調で
誘ってくる、クリスマスが近づいてきて、明太子でも食べるかと
太い明太子を一口食べた
銀次
美智恵は
艶っぽい口調で
クラフトワークを
聞こうと誘ってくる
銀次はしだいに
ムラムラとしてきた
その時ピカゴロニャンと
いやらしい
まあいやらしいと
ある体験型ギフトカードで
乳首を切った
ぶしゃーっと血がでた。
銀次の乳首は
切断されて
美智恵はすぐさま家を出ていった
青春が銀次の乳首を
奪った
そしてテレビプロデューサーとなった
銀次
あの時の記憶が蘇り
女性を非難する番組を多数作り上げた
お気に入の
ワンピースで
ウキウキして
旅にでよ
そう美智恵は言って
切り取った乳首をペンダントに
入れて旅にでた
北海道へ向かったという
理由はホタテが食べたかったから
乳首を切ったの許さないんだから！
とオカマ口調でキレていた銀次
向かったの美智恵の泊まったホテルだ
悲しいね
あんた
復讐に燃えてさ
楽しい事なんかないんだろうね
もっと楽しい事に目を向けなよ
そう占い師に言われて
銀次は美智恵に会うのをやめた
いまだにWindows95だよ
うちのパソコン
え？そんなバカな
サポート終了してるだろ！
嘘に決まってる
しかし銀次はパソコンの上級者だ
本当に銀次は
Windows95を
使っていた
それに美智恵は腹を立てていたのだ
なんで最新版じゃないのよ
気に入らない
乳首だけでなく
ペニスもぶっちぎってやる！
美智恵はまた色仕掛けで
銀次を誘い出した
男ってのはダメな生き物です
色気に誘われてころっといっちまうんだから
猫じゃらしで
銀次は美智恵に遊ばれていた
淡い恋の物語
カルテルにしよう
カクテルの名前は
キャットジェラシー
焼酎のカクテルさ
スパン、トントントントン
斬られたペニスは
忘却の彼方へ
忘れ去られるのだ
