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今回は六波羅蜜(ろっぱらみつ)についてです。
大乗仏教において、ブッダになるために行う6つの修行です。

①布施(ふせ)…徳を積み、執着を取るための行い。3つの布施があります。

・財施(ざいせ)…物質的な布施。寄付、お金、食べ物、持ち物などを、自分の師、聖なる者、周りの人へ与えていくこと。

小さなことでもちろん構いません。お土産を周りの人に配ったり、ご先祖様やご神仏へお香を焚く、食べ物を捧げて供養するなど。

お金を使ってモノやサービスを得た場合にも言えますが、こころよく手放すことが大事ですね。
それによって、自分の物質への執着が切れ、徳を積んでいく、という修行になります。


・無畏施(むいせ)…安らぎの布施。常に笑顔で周りを安らがせること、相手の話を聞いてなぐさめたり、安心させること。周りに対する和やかな気配り、配慮。

初めて人と会うときや、殺伐した環境の中では、緊張するものです。一人でもにこやかな方がいると、周りの人も安心して仕事をしたり、過ごすことができます。

・法施(ほうせ)…教えを周りに伝えること、結びつけること。

間違ったことを伝えてしまうと、それがカルマになってしまうので、まずは自分がしっかり学ぶことですね。家族や友人に、何気ない会話で伝えていくのもよいかもしれません。


②持戒(じかい)…五戒や十戒を守ること。ご神仏の生き方に強制的に合わせていくことによって、それ以上の悪しきカルマを積まないこと。


③忍辱(にんにく)…①布施によって執着を弱め、②持戒によってそれ以上の悪しきカルマは積まなくなりました。では、今まで積んだ悪しきカルマはどうなるでしょうか。

もちろん、カルマの法則によると、それはそれで現実に現れます。
それがやってきた時に、耐えるという修行になります。
耐えずに、今までと同じパターンの行動、思い、言葉で返したらどうなるでしょうか。

以前のカルマは消化されるが、また悪しきカルマを作り出す、という無限ループになります。。(=カルマの輪)

例えば、怒りを例に考えてみましょう。
まず、怒りを感じる現象がやってきたとき、それは自分の過去の悪業によるものと考えます。
怒らずに、苦しみに耐えることができれば、それに関するカルマは完結し、浄化されるということになります。

そもそも、なぜ嫌悪、怒りが出るのかを冷静に分析することが必要です。願いが叶わない、願わないことの実行など。そもそもこの世は無常なので、エゴへの執着や憂い、悩みはどうしようもない。
自分のカルマから生じる苦しみに耐えるしかない、ということになります。

この仏教の教えシリーズなども参考に分析し、自分のエゴを納得させる作業が必要になります。


④精進(しょうじん)…徹底的に善、徳を積むこと、悪しきことをしないよう努力すること。つまり、徹底的に①〜③をやるという覚悟を決めることです。

それまでは逃げ道があったが、現実にショックなことが起こったり、このようなことを学んだり、意識が衝撃を受けた時に、甘えを捨てるのかもしれません。


⑤禅定(ぜんじょう)…寂静の瞑想。心を透明にする作業。
ここに来てようやく瞑想がきます。
心の湖に怒りなどで波風を立てない、執着により汚れや濁りがない、余計な情報、考えによりゴミがない状態を目指します。

つまり、よい瞑想というのは日々の在り方が大事ですね。
瞑想が苦手な方は、日々の自分の在り方を見直す、①〜④を実践するのがよいと思います。


⑥智慧(ちえ)…この透明な心の湖の中を観察して、心の本性を見抜く、悟ること。
本当の意味でありのままに物事を見る、のはこの段階かと思います。


まずは、日々①〜③(、④)を繰り返し実践して身にしていきましょう。今回は以上です^^