12/13(水)金子書房より書籍『コーダ きこえない親の通訳を担う子どもたち』が発売されることになった
目次などの詳細は、金子書房のHPや、Amazonなどのオンライン書店のページで見ることができる。
https://www.kanekoshobo.co.jp/book/b631326.html
コーダ研究の結果をもとに、きこえない親への通訳の役割を巡り揺れ動くコーダの思いと親子関係について書いた。
たくさんのコーダの声を引用し、中高生のコーダにも伝えることができるよう、分かりやすい解説を心がけた。
いつか書き上げたいと願っていた一冊。多くの方々のお力添えをいただきながら、ようやく完成した。
書籍の文字には、UDフォントを使用していただいた。
表紙のイラストは、ミカヅキユミさん。
ユミさんには、私の頭の中にある表紙のイメージをそのままイラストにしていただけた。
表紙には3人のコーダが、つかずはなれず思い思いにときを過ごしている。
男の子と女の子と性別にとらわれない中性的な子。
裏表紙には、小さなランタンが光を照らしている。コーダたちが迷わないように。
帯コメントは、東京大学先端研の熊谷晋一郎先生。私の上司でもある。
「言葉は、なかったものにされてきた私の経験を、痛みを、喜びを、「あること」にしてくれる。
言葉は、ひとりぼっちだった私たちを、緩やかに繋いでくれる。
言葉は、その言葉では言い尽くせない私たちの経験をも、照らし出してくれる。
少しでも多くの人々に、コーダという言葉と、そこに集う人々が紡ぐ語りに触れてもらいたい」
コーダの素直な思いを書き綴った書籍。
最後の章は『コーダの健やかな未来のために』。
コーダを取り巻く周囲の方々、きこえない親、コーダそれぞれに向けて、メッセージを残す形とした。
とても拙い文章ではあるけれども、さまざまな立場の方々に伝わってほしいと願っている。
書籍は、書店またはAmazon等のオンラインショップにて購入できます。