今回取り上げたいのは、3つ前の記事で触れた「ベガスの恋に勝つルール」である。


ベガスではなくヴェガスなのではないか、という素朴な疑問はあえてスルーして話を進めようと思う。


この映画はかの大物ハリウッド女優、キャメロン・ディアス主演の作品で、日本でも人気の作品といえよう。


あらすじとしては、失恋してヤケになった女ジョイと、同じく仕事をクビになりヤケになった男ジャックが酔った勢いで結婚してしまい、ベガスで当てた300ドルを奪い合うという内容である。


この映画は、下ネタとハイテンションな登場人物たちの掛け合いで、非常に楽しめる内容になっている。
笑い要素だけをとると、前々回に紹介した「アラフォー女子」に引けを取らない、もしくはそれ以上のものがあるかもしれない。


喧嘩ばかりで偽装まみれの結婚がいろんな出来事を経て本物になっていく様、不真面目で遊び人のダメ男に見えたジャックが少しずつ変わってイケメンに見えていく様、それにともなうジョイの心境の変化などなど。


前半のバカっぽさやハイテンションさどこへ行った?!と言わんばかりの後半のおよよよ?な展開。
ここはストーリー展開の秀逸さ、観せ方のうまさが光っているといえよう。


ありのままの姿で恋を楽しみたい、と思わせてくれる作品である。