地方都市の石材店は今後はどうすればいいのか、本当に迷っていると考えられます。
昨年あたりから、富山県内でも建墓の需要が減っていると聞きます。（なぜか東京は売り上げが良かったそうですが）
石材店から直接聞くのではなく、「石材卸業者」や「石材用機械販売業者」などから聞くのです。
けっこうリアルな情報も聞けるので、、、重宝しとります。（笑）
私は常日頃から、「この業界はいつまでもつのだろうか？」ということを考えております。
もし、もしですよ、、葬儀社が本気になったらどうなりますか？
遺族といちばん最初に接触できるのは「葬儀社」なんです。
葬儀社が「お墓やお仏壇の準備は出来ていますか？」といちばん最初に聞けるのです。
都市部では新聞に死亡欄がありません。（理由は留守にして空き巣が入るからだそうです）
石材店はどこからお悔み営業の情報を仕入れるのでしょうか？
「葬儀社」
「花屋」
「葬儀社に納品している業者」
だそうです。
情報が金になります、1件につき数百円です。
というわけで関東では葬儀社と付き合うことは石材店にとって物凄く重要なんです。
東京のお客様のお墓を建てた事があります。
葬儀社から紹介された石材店の見積もりは私が提出した見積もりの倍以上でした。
どんだけ手数料を上乗せしてるんでしょうか？
むかし私の同僚が葬儀社から紹介されたお客様と商談していたのですが、契約は取れませんでした。
なんと、担当者が勝手に別の石材店と組んでお客を流してしまったのです。
会社の紹介では一銭にもならないので自分の私腹を肥やすために別の石材店を紹介したのです。
なぜ断られたのか聞きにいったところ、お客さんが話してくれたのです。
酷くないですか！？
（この話は過去にも取り上げた事があります）
葬儀社の社員から内密に客を紹介すると言われた事がありました。
それであいさつに行ったらブチ切れられました。
こっそり紹介してリベートをもらおうと思っていたんです。
私はてっきり葬儀社からの紹介だと思ってあいさつにいったら、、、藪蛇でした。
担当は別の営業マンになりました。
紹介されるのは有難迷惑で、百害あって一利なしと私は何回もブログに書いてきました。
葬儀社からのお墓や仏壇の紹介は絶対に断った方が良いです。
親切だなと思うって、、、とっても頭がやわらかいのですね！！（笑）
実際に葬儀社と手を組まなくてはやって行けない地域が出てきてるんですよ、みなさんは知らないと思いますが。
これも私が関東で仕事をすることを断念した理由の一つです。
勝手に墓石購入費に紹介料を上乗せされて購入しなくてはならない消費者は気の毒としか言いようがないですよね。
むかしはお寺との関係を親密にしたほうが良いと考えられ、実際都市部では寺院と石材店がガッチリ手を組んでいます。
今は葬儀社と手を組んだ方がいちばん最初に情報を得る事が出来るので有利になると思われます。
消費者の皆さん、葬儀社から石材店を紹介されたら、、、断った方が良いと思われます。
会社に内緒で自分でリベートをもらおうとする奴もいるし、どう転んでも紹介料は派生ししますよ。
ちなみに葬儀社の次に遺族と接触できるのは菩提寺の住職です。
多くは語りません、ｗｗｗ。