皆さんこんばんは。

最近ブログを読んで下さる方が増えて来ていて嬉しいです。

僕が書いたことが誰かの励みや

発達障害について興味を持つきっかけになると更に嬉しいです。

 

 

さて、今日の本題に入ります。

 

「10090」

 

この数字、何を表しているか分かりますか?

 

 

これは、今月彼女が診察・薬代に払った金額です。

 

社会人数年目とはいえ、1ヵ月に1回

これだけの額が引かれるのは結構な痛手です。

 

しかも、余計痛手に感じるのは

本人の責任でもないのにお金がかかるということです。

 

発達障害はなりたくてなるものではないし

風邪のように一時的なものではありません。

むしろ、一生付き合っていくものです。

もしかしたら一生薬を飲み続ける可能性もあります。

 

そうなると...

仮に1ヵ月で1万円とすると、1年で12万。

10年服薬したら120万円です。

行政の助成等を使ったとしても

それでも数十万の費用がかかることは変わりません。

 

毎日健常者ではぶつからない様ないろいろな壁にぶつかって

人一倍神経をすり減らして生きているのに

お金までかかるのか

そう考えてしまうこともあります。

 

僕は僕で3週間に1回ホルモン注射に行っていますし

戸籍を変えるとなれば命までかけて手術しなければいけないですし

少なくとも100万以上はかかります。

 

「普通だったらこんなことにならなくて済んだのに」

「この100万、本当だったら好きなものに使えたのに」

そう思う時もありますし、考えると暗い方向に行ってしまうので

考えすぎない様にするときもあります。

 

 

何が言いたいかというと

まだまだ障害に優しい世の中にはなっていないということです。

正しい知識や対応が普及していないだけでなく

行政の力を借りてもお金はそこそこかかります。

障害者が生きやすい世界になるには、まだまだ課題があります。

 

 

だからこそ、こういったブログを読んでいる方達や

発達障害に関わる人たちだけでも

もちろん僕自身も

それぞれに優しい世界が作れるといいのかなと思います。

 

行政の仕組みをまるごと変えるのは難しいので

今できることがあるとすれば

それぞれに今関わっている人達に対して最善を尽くすことかなと。

そうすれば、金銭面は難しくとも

環境面だけは生きやすくなるのかなと思います。

 

 

なので僕はこれからも

発達障害を知らない人には正しい知識を

発達障害を知っている方・関わっている方には

お互い楽に関わっていける対応を

そして当事者の方には

1人じゃないということを

このブログやセミナーを通して伝えていきたいと思います。

 

そのことで、同じ意志を持つ方が増えてくれると僕も心強いです(^-^)

 

 

今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。

反応を頂けるととても励みになります。

 

ではまた来週。