僕が以前読んでいた本に

できないことに出くわした時の3つの原因が書いてありました。

 

1つ目が、知らないからできない

2つ目が、技術がないからできない

3つ目が、分かっているけどできない

 

1つ目からつまずく人もいれば

1つ目はクリアしていても2つ目がクリアできない人もいます。

 

僕が放デイで働いていて思うに

放デイで働く職員で、子どもの対応に困る場合は

大体1つ目の原因が当てはまると考えています。

 

 

障害特性の正しい知識・療育的な介入の方法を知らないがために

子どもとの接し方・対処が分からずつい苛立ってしまったり

上手く対応できないことへ落ち込む方もいると思います。

僕もそのうちの1人ですが。笑

 

家庭においてももしかしたら同じことが言えるかもしれませんね。

 

放デイにおいても、「子どもをより良い方向へ」

と一生懸命考えてくれている職員さんが多いですが

発達に関して学ぶ機会が限られているがために

どうしたらいいものかと頭を悩ませているところもあります。

地域が田舎の方であればあるほどそう考える事業所は多いはずです。

 

 

なので、「知らない」状態で子どもに上手く対応できなくとも

それは職員の人間性やスキルがだめとか

親のしつけ方が悪いとかではなく

「知らない」ということが足枷になっているだけかもしれません。

 

逆を言えば

知識を持つことで職員のスキルが大きく伸びるチャンスが

あるかもしれないということです。

僕はいつもそう思って職員への研修を行っています。

 

 

また、「本や研修で知識を得たけどできない」

という場合は学習したことを生かすタイミングが分からないことや

もう一工夫してみる必要があるのかもしれません。

 

そういう場合は、1回ダメもとで実践してみて

失敗したら「周りの環境は実践するのにふさわしいものだったか」

「学んだことにどんな一工夫を加えたらその子によさそうか」

を考えてみるといいかもしれません。

 

 

 

もし、このブログを読んで下さっている方で

日頃自分に対して「全然できていない、だめだ」と落ち込むことがあったら

それはあなた自身が悪いのではなく

「知らない」ことが原因なだけかもしれません。

 

これは発達障害に限らず言えることだと思います。

 

できないことを責めず、まずは知ることから始めてみましょう。

知って実践して振り返る...

この繰り返しが「できる」への1番の近道だと思います。