こんにちは。41期の星大地です。八ヶ岳野辺山ウルトラマラソンで100kmに出場してきたので、その事について書こうと思います。
が、その前に!
走ったのは日曜ですが、金曜夜発の夜行バスで前日入りして長野・山梨をちょこっと観光して来たのでまずはそれについて書かせてください。
まずは諏訪湖!
バスが着いたのが上諏訪で電車までちょっと時間があったので、朝の諏訪湖に行きました。夜の雨も上がっていい天気で、湖畔の芝生でラジオ体操してる人がいたりと清々しく、いい感じに目が覚めました。

僕はどちらかというと海より川とか湖が好きです。海はしょっぱいので。
その後はサントリーの白州蒸溜所&天然水工場の見学に行きました!
天然水工場の見学ツアーに参加したらまえにパイナップルの加工工場でバイトしてた時のことを思い出しました。見るのは面白いけど働くのはしんどいのが工場というものです。
その後は敷地内にあるバーでウイスキーの試飲をしました。普段はなかなか手が届かないお高いウイスキーがめちゃくちゃリーズナブルに飲めました!!!
今回飲んだのは……
・白州12年(シェリー樽)
・響17年(ホワイトオーク樽)

響17年は、味にキレがあってウイスキーらしい香りが強い印象でした。色は薄い黄色で、結構辛めに感じました。
対して蒸溜所名を冠した白州12年は、とにかく甘くてふわっとした味でした。香りもすごく甘い香りでした。見た目は本当に綺麗な琥珀色で、グラスに入っているのを見ているだけでなんだからうっとりしてしまいそうでした笑
僕は白州12年が好みでした。
買いたかったのですが生産量が多くはないため売り切れとなっており、仕方がないので白州蒸溜所と書かれたテイスティンググラスを買うことにしました。
そして、お昼ご飯に美味しい手打ちそばを食べてからもうひとつの目的地であるえほん村へと向かいました!
えほん村は1983年に出来た日本最初の絵本専門図書館ということですが、図書館スペースだけでなく木工クラフトの展示・販売や絵本の原画展なども行っています。

内装めっちゃ可愛かったです!!
うろうろ歩き回ってひととおり見た後はオー・ヘンリーの『賢者の贈り物』を久しぶりに読みました。貧しくて恋人にクリスマスプレゼントが買えないので自慢の髪をカツラ屋さんに売って時計の鎖を買うと……というやつです。
悲しい行き違いのはずなのに何故か暖かい気持ちになるのは、一周回ってジムとデラの二人がこの上なくお似合いに感じられるからですかね?笑
……すみません、趣味の話がえらく長引いてしまいました。
えほん村を出た後は大会本部で受け付けを済ませて、乗せられるままに会場価格とやらで安くなっていたテーピングを買ったりしつつ、宿泊先のペンションへ向かいました。
こじんまりとした所で僕を含めて宿泊客は1桁で、みな明日のレースに出場する常連さんのようでした。
玄関を入ったとこのソファーに集まってお話されていたので混ぜてもらったのですが、おじちゃん達が言うには、
「フルマラソンは50本くらい、ハーフとかウルトラとかいろいろ合わせると200~300本くらい走ったよ」
「100kmなんてのはフルでスピードが出なくなった老人の道楽なんだよwww」
「夏はほぼ毎週富士山登ってるよ」
明らかにヤバいwwwwwwww
ガチ勢すぎます。とはいえ初ウルトラを翌日に控え結構緊張していたので、ベテランのおじちゃん達にいろいろと話を聞けたのは本当にありがたかったです。
単純におしゃべりしてるだけで不安が紛れるっていうのもありますしね。
そんなこんなであっという間に土曜日は過ぎ、いよいよ当日です。
4時半頃会場入りして靴にタグをつけたりテーピングを巻いたりしてるとあっという間に5時になり、いよいよ初めての100kmマラソンがスタートしました。
あんまりアップが出来なかったので序盤は体を温めながらゆるゆると走り、数キロで最初の難所にたどり着きます。

なぜか未舗装の林道トレイル。これが計15kmだか20kmだかあります。
舗装された道よりも反発が少ないし上り坂だしそもそも走りにくいしでグッとスピードが落ちるのですが、こんな序盤で疲れちゃったら後々えらいことになるので大人しくペースは落としました。
林道の終盤にはコース最高地点があります。標高1908メートル。空気が薄いせいか腕がめちゃくちゃむくんでる気がしました。高地トレーニングとかで使うとこですよここ……。
ただ、景色はすごく良かったです。朝の日差しの中で頂上は雪を被っている八ヶ岳が本当に綺麗に見えました。
20kmからは登った分を一気に下ります。スピードが出るしぼちぼち選手がバラけてきて道が空いているので、ここは気持ちが良かったです。新緑もきれいだし。

そうこうして30km地点に着きました。ここまで2時間53分。あれ、なんかめちゃくちゃいいペースで来てる……。
初100kmということで秘かにぶっせさんの記録を目標にタイムを考えていたのですが、ここで欲が出ました。
これワンチャン10時間切れるのでは……?
足は多少疲れてきているけど練習で30km走った時と比べると、まだまだピンピンしています。
とりあえずこのまま強気のペースを維持することにしました。
30-40kmの10kmはほぼ単調な下りだったことも手伝って50分で通過。
そして42kmのエイド、八峰の湯に到着します。
ここで8分ほど長めの休憩にして、たっぷりエイドをもらったり足を伸ばしたり預けておいた荷物からギャッツビーを出して体を拭いたりして、コンディションをリセットしました。

結局練習では35キロまでしか走れなかったので、ここからは知らない距離です。
少し不安がよぎりましたが、長めの休憩のおかげでだいぶ回復したのでがんばってそのままのペースで行くことにします。
相変わらずアップダウンを繰り返しながらさらに下って行って50km地点へ。
ここは手打ちそばがエイドでもらえました!さすが信州。
4時間40分で半分来られたというのはかなりいい感じでしたが、さすがにだいぶ疲労が溜まってきていました。
そしてここからは再び緩やかに上り坂になります。
と、同時に昼間の直射日光が遮るものがない中で容赦なく照りつけてきました。
給水所によっては水がバケツやビニールプールにためられているため、それがある所では頭から水をかぶって体温を下げようとしましたが、それでも暑さで徐々に体力を奪われていきました。
ペースが少しずつ落ち始めて、ほぼ6分/km になったあたりで71kmの滝見の湯に到着します。
実は八ヶ岳野辺山ウルトラはコース上に3箇所の温泉があり、レース中に入浴することが出来るのですが、さすがにお風呂に入っている余裕はありませんでした。
ここでも預けていた荷物を受け取れたので、ここまで着ていた呉とびしまマラソンシャツを脱ぎ、だっちゃに着替えました。受け付けの時にもらったよく分からないアミノ酸ゼリーを飲んだら、いよいよコース最大の難所の馬越峠へ向かいます。
さすがにかなり疲労は溜まっていて、走り始めて間もなく太ももがつりそうになってしまったため足を伸ばして誤魔化しつつ進みます。
79kmの馬越峠までの上り坂は本当にしんどかったです。ちらほらと立つ標識は傾斜11%とか言っています。
ここで時間に余裕が持てるようにここまで飛ばして来たので、ほどほどに急ぎつつも歩きもかなりいれてラスト20kmでちゃんと6分/kmで走れるように力を温存していきます。
竹吉さんが書いていた「早く歩く」を意識して腕をぶんぶん振りながら歩くのですが…全然着かない泣
標高はどんどん上がっていっているはずなのに、一向に峠が見えない。焦りが強くなっていきます。

どんだけ登らせるんだ……街が全く見えないじゃん……
それでもとにかく早歩きと小走りを繰り返して……

ようやく馬越峠に着きました。
79km地点で7時間44分。残り20kmをキロ6で走れればなんとかサブ10ですが……
足首が動かすとだいぶ痛い。太ももがいつ吊ってもおかしくない。疲労のせいで固形物が喉を通らなくなっていて、オレンジとスポーツドリンクしか取っていない。
と、もう相当体のコンディションは悪くなってます。
とはいえ時間も無いので軽く足を伸ばしたら出発します。ここからは一気に下ります。
すると!!今まで上りだったせいか、めちゃくちゃ気持ちよくスピードが出ます!
もうコースの4/5まで来ています。後先考えずにとにかく飛ばせるだけ飛ばしました。
80-90kmの10kmは50分で走破。
90km地点に着いた時点で8時間42分。まだなんとか貯金が残っています。あと10km……。
もう一人で走る気力は残っていなかったので、前を走るおじちゃんにとにかく必死でついていきます。
あと10kmが限りなく長い……。足首に加えて膝も痛くなってしまい、腕も時々けいれんしてビリビリします。つま先にもマメが出来ているのかじんじん痛むし……。
94km近くで最後の上り坂に差し掛かったとき、辛すぎて走れなくなってしまいました。
このまま歩き続けたらたぶんギリギリでサブ10は叶いません。とりあえず2kmだけ、と自分に言い聞かせて必死の早歩きをします。
すると。
71kmから気を紛らわすために音楽を聴きながら走っていたのですが、ここで槇原敬之の『どんなときも』が流れます。
おい!!!これ聴きながら歩くのは違うだろ!!!あと6kmしかないんだぞ!!!!走れよ!!!
マッキーに励まされてボロボロの体を引きずるようになんとかまた走り出します。
それでもしばらくするとまた歩いてしまい……。
時計とにらめっこしながら歩いたり走ったりの繰り返しです。
そして96kmに差し掛かったあたりで、ずっと抜きつつ抜かされつつしてきたおじちゃん二人組が後ろから僕を抜いていきました。
もう一人ではどうにもならないので、とにかく99kmまではついて行こう、と思ってまた走ることにします。
97キロを超えたあたりで、それでも走るのが本当に辛くなって、「あと28分……歩きたい……」とか考えていると、ウォークマンから槇原敬之の珠玉の名曲『ズル休み』が流れ出します。
ここでこの曲はまずい!!!
かろうじてなんとか耐えてきた気持ちがプチッと切れそうになります。
僕はイヤホンを外しました。
イヤホンを外すとおじちゃん達のリズミカルな足音が聞こえるようになりました。ここまで来てまだしっかりとした足どりで走れている……すげえ……。すでにほぼ働いてない頭でそんなことを考えていると、
「あ、先に行きますか?」
とおじちゃんの一人が声をかけてくれました。
「いえ、……ついて行くのが、…精一杯です……。」
と、なんとか答えると、
「そうですかあ、じゃあもう最後なので一緒にがんばりましょうー!」
おお……。
僕はラスト1kmは歩きたいと思っていました。残り1kmちょっとの所で17分ほど残っていたので、もう歩いてもサブ10出来るのは分かっていました。
膝をはじめとして全身が本当に痛くて、はたから見たらひどく酔っ払ってるような走り方だったと思います。
でも、おじちゃんが声をかけてくれて、何かが吹っ切れました。
僕は最後まで走ることにしました。
野辺山駅の前を曲がってゴールが見えた時、思わず泣きそうになってしまいました。ちゃんと戻ってこられた…。
よろよろと倒れそうになりながらゴールテープを切ったらすぐに完走メダルをかけてもらえました。結構重いんですね…。
そしてその場で完走証も発行してもらいます。

記録は9時間49分18秒。
死ぬほど嬉しいはずなのに、疲れすぎていてしばらくは喜ぶ気力すらありませんでした。
と、こんな感じで僕の初ウルトラは幕を閉じました。
もともと八ヶ岳野辺山を初ウルトラに選んだのは、単純に夏前開催のウルトラで日程が合うやつがこれしか無かったからなのですが、林道トレイルはあるしコースの半分は坂だしでえらい目にあいました笑
それでも、エイドは充実しているし、何より雪が残る八ヶ岳や南アルプスの景色は本当に最高だったので、特に後悔はしていません。
気軽に人に勧めることは出来ませんが、まあ、しんどさ相応の達成感は得られるはずです笑
あ、そうだ。
今年度はじめての日記なので自己紹介もしておきますね。
国際人間科学部グローバル文化学科2回の星大地です。マラ同の他にスポーツチャンバラ同好会と体育会のワンダーフォーゲル部にも所属しています。-23℃の冷凍倉庫でアイスコーヒーを台車に積むバイトをしています。
練習はだいたい木曜日に行ってます。42期の名前が全然覚えられないので2Qはもうちょい練習行けたらなあと思います。
思いつくままに長々と書いてしまいました。
最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
が、その前に!
走ったのは日曜ですが、金曜夜発の夜行バスで前日入りして長野・山梨をちょこっと観光して来たのでまずはそれについて書かせてください。
まずは諏訪湖!
バスが着いたのが上諏訪で電車までちょっと時間があったので、朝の諏訪湖に行きました。夜の雨も上がっていい天気で、湖畔の芝生でラジオ体操してる人がいたりと清々しく、いい感じに目が覚めました。

僕はどちらかというと海より川とか湖が好きです。海はしょっぱいので。
その後はサントリーの白州蒸溜所&天然水工場の見学に行きました!
天然水工場の見学ツアーに参加したらまえにパイナップルの加工工場でバイトしてた時のことを思い出しました。見るのは面白いけど働くのはしんどいのが工場というものです。
その後は敷地内にあるバーでウイスキーの試飲をしました。普段はなかなか手が届かないお高いウイスキーがめちゃくちゃリーズナブルに飲めました!!!
今回飲んだのは……
・白州12年(シェリー樽)
・響17年(ホワイトオーク樽)

響17年は、味にキレがあってウイスキーらしい香りが強い印象でした。色は薄い黄色で、結構辛めに感じました。
対して蒸溜所名を冠した白州12年は、とにかく甘くてふわっとした味でした。香りもすごく甘い香りでした。見た目は本当に綺麗な琥珀色で、グラスに入っているのを見ているだけでなんだからうっとりしてしまいそうでした笑
僕は白州12年が好みでした。
買いたかったのですが生産量が多くはないため売り切れとなっており、仕方がないので白州蒸溜所と書かれたテイスティンググラスを買うことにしました。
そして、お昼ご飯に美味しい手打ちそばを食べてからもうひとつの目的地であるえほん村へと向かいました!
えほん村は1983年に出来た日本最初の絵本専門図書館ということですが、図書館スペースだけでなく木工クラフトの展示・販売や絵本の原画展なども行っています。

内装めっちゃ可愛かったです!!
うろうろ歩き回ってひととおり見た後はオー・ヘンリーの『賢者の贈り物』を久しぶりに読みました。貧しくて恋人にクリスマスプレゼントが買えないので自慢の髪をカツラ屋さんに売って時計の鎖を買うと……というやつです。
悲しい行き違いのはずなのに何故か暖かい気持ちになるのは、一周回ってジムとデラの二人がこの上なくお似合いに感じられるからですかね?笑
……すみません、趣味の話がえらく長引いてしまいました。
えほん村を出た後は大会本部で受け付けを済ませて、乗せられるままに会場価格とやらで安くなっていたテーピングを買ったりしつつ、宿泊先のペンションへ向かいました。
こじんまりとした所で僕を含めて宿泊客は1桁で、みな明日のレースに出場する常連さんのようでした。
玄関を入ったとこのソファーに集まってお話されていたので混ぜてもらったのですが、おじちゃん達が言うには、
「フルマラソンは50本くらい、ハーフとかウルトラとかいろいろ合わせると200~300本くらい走ったよ」
「100kmなんてのはフルでスピードが出なくなった老人の道楽なんだよwww」
「夏はほぼ毎週富士山登ってるよ」
明らかにヤバいwwwwwwww
ガチ勢すぎます。とはいえ初ウルトラを翌日に控え結構緊張していたので、ベテランのおじちゃん達にいろいろと話を聞けたのは本当にありがたかったです。
単純におしゃべりしてるだけで不安が紛れるっていうのもありますしね。
そんなこんなであっという間に土曜日は過ぎ、いよいよ当日です。
4時半頃会場入りして靴にタグをつけたりテーピングを巻いたりしてるとあっという間に5時になり、いよいよ初めての100kmマラソンがスタートしました。
あんまりアップが出来なかったので序盤は体を温めながらゆるゆると走り、数キロで最初の難所にたどり着きます。

なぜか未舗装の林道トレイル。これが計15kmだか20kmだかあります。
舗装された道よりも反発が少ないし上り坂だしそもそも走りにくいしでグッとスピードが落ちるのですが、こんな序盤で疲れちゃったら後々えらいことになるので大人しくペースは落としました。
林道の終盤にはコース最高地点があります。標高1908メートル。空気が薄いせいか腕がめちゃくちゃむくんでる気がしました。高地トレーニングとかで使うとこですよここ……。
ただ、景色はすごく良かったです。朝の日差しの中で頂上は雪を被っている八ヶ岳が本当に綺麗に見えました。
20kmからは登った分を一気に下ります。スピードが出るしぼちぼち選手がバラけてきて道が空いているので、ここは気持ちが良かったです。新緑もきれいだし。

そうこうして30km地点に着きました。ここまで2時間53分。あれ、なんかめちゃくちゃいいペースで来てる……。
初100kmということで秘かにぶっせさんの記録を目標にタイムを考えていたのですが、ここで欲が出ました。
これワンチャン10時間切れるのでは……?
足は多少疲れてきているけど練習で30km走った時と比べると、まだまだピンピンしています。
とりあえずこのまま強気のペースを維持することにしました。
30-40kmの10kmはほぼ単調な下りだったことも手伝って50分で通過。
そして42kmのエイド、八峰の湯に到着します。
ここで8分ほど長めの休憩にして、たっぷりエイドをもらったり足を伸ばしたり預けておいた荷物からギャッツビーを出して体を拭いたりして、コンディションをリセットしました。

結局練習では35キロまでしか走れなかったので、ここからは知らない距離です。
少し不安がよぎりましたが、長めの休憩のおかげでだいぶ回復したのでがんばってそのままのペースで行くことにします。
相変わらずアップダウンを繰り返しながらさらに下って行って50km地点へ。
ここは手打ちそばがエイドでもらえました!さすが信州。
4時間40分で半分来られたというのはかなりいい感じでしたが、さすがにだいぶ疲労が溜まってきていました。
そしてここからは再び緩やかに上り坂になります。
と、同時に昼間の直射日光が遮るものがない中で容赦なく照りつけてきました。
給水所によっては水がバケツやビニールプールにためられているため、それがある所では頭から水をかぶって体温を下げようとしましたが、それでも暑さで徐々に体力を奪われていきました。
ペースが少しずつ落ち始めて、ほぼ6分/km になったあたりで71kmの滝見の湯に到着します。
実は八ヶ岳野辺山ウルトラはコース上に3箇所の温泉があり、レース中に入浴することが出来るのですが、さすがにお風呂に入っている余裕はありませんでした。
ここでも預けていた荷物を受け取れたので、ここまで着ていた呉とびしまマラソンシャツを脱ぎ、だっちゃに着替えました。受け付けの時にもらったよく分からないアミノ酸ゼリーを飲んだら、いよいよコース最大の難所の馬越峠へ向かいます。
さすがにかなり疲労は溜まっていて、走り始めて間もなく太ももがつりそうになってしまったため足を伸ばして誤魔化しつつ進みます。
79kmの馬越峠までの上り坂は本当にしんどかったです。ちらほらと立つ標識は傾斜11%とか言っています。
ここで時間に余裕が持てるようにここまで飛ばして来たので、ほどほどに急ぎつつも歩きもかなりいれてラスト20kmでちゃんと6分/kmで走れるように力を温存していきます。
竹吉さんが書いていた「早く歩く」を意識して腕をぶんぶん振りながら歩くのですが…全然着かない泣
標高はどんどん上がっていっているはずなのに、一向に峠が見えない。焦りが強くなっていきます。

どんだけ登らせるんだ……街が全く見えないじゃん……
それでもとにかく早歩きと小走りを繰り返して……

ようやく馬越峠に着きました。
79km地点で7時間44分。残り20kmをキロ6で走れればなんとかサブ10ですが……
足首が動かすとだいぶ痛い。太ももがいつ吊ってもおかしくない。疲労のせいで固形物が喉を通らなくなっていて、オレンジとスポーツドリンクしか取っていない。
と、もう相当体のコンディションは悪くなってます。
とはいえ時間も無いので軽く足を伸ばしたら出発します。ここからは一気に下ります。
すると!!今まで上りだったせいか、めちゃくちゃ気持ちよくスピードが出ます!
もうコースの4/5まで来ています。後先考えずにとにかく飛ばせるだけ飛ばしました。
80-90kmの10kmは50分で走破。
90km地点に着いた時点で8時間42分。まだなんとか貯金が残っています。あと10km……。
もう一人で走る気力は残っていなかったので、前を走るおじちゃんにとにかく必死でついていきます。
あと10kmが限りなく長い……。足首に加えて膝も痛くなってしまい、腕も時々けいれんしてビリビリします。つま先にもマメが出来ているのかじんじん痛むし……。
94km近くで最後の上り坂に差し掛かったとき、辛すぎて走れなくなってしまいました。
このまま歩き続けたらたぶんギリギリでサブ10は叶いません。とりあえず2kmだけ、と自分に言い聞かせて必死の早歩きをします。
すると。
71kmから気を紛らわすために音楽を聴きながら走っていたのですが、ここで槇原敬之の『どんなときも』が流れます。
おい!!!これ聴きながら歩くのは違うだろ!!!あと6kmしかないんだぞ!!!!走れよ!!!
マッキーに励まされてボロボロの体を引きずるようになんとかまた走り出します。
それでもしばらくするとまた歩いてしまい……。
時計とにらめっこしながら歩いたり走ったりの繰り返しです。
そして96kmに差し掛かったあたりで、ずっと抜きつつ抜かされつつしてきたおじちゃん二人組が後ろから僕を抜いていきました。
もう一人ではどうにもならないので、とにかく99kmまではついて行こう、と思ってまた走ることにします。
97キロを超えたあたりで、それでも走るのが本当に辛くなって、「あと28分……歩きたい……」とか考えていると、ウォークマンから槇原敬之の珠玉の名曲『ズル休み』が流れ出します。
ここでこの曲はまずい!!!
かろうじてなんとか耐えてきた気持ちがプチッと切れそうになります。
僕はイヤホンを外しました。
イヤホンを外すとおじちゃん達のリズミカルな足音が聞こえるようになりました。ここまで来てまだしっかりとした足どりで走れている……すげえ……。すでにほぼ働いてない頭でそんなことを考えていると、
「あ、先に行きますか?」
とおじちゃんの一人が声をかけてくれました。
「いえ、……ついて行くのが、…精一杯です……。」
と、なんとか答えると、
「そうですかあ、じゃあもう最後なので一緒にがんばりましょうー!」
おお……。
僕はラスト1kmは歩きたいと思っていました。残り1kmちょっとの所で17分ほど残っていたので、もう歩いてもサブ10出来るのは分かっていました。
膝をはじめとして全身が本当に痛くて、はたから見たらひどく酔っ払ってるような走り方だったと思います。
でも、おじちゃんが声をかけてくれて、何かが吹っ切れました。
僕は最後まで走ることにしました。
野辺山駅の前を曲がってゴールが見えた時、思わず泣きそうになってしまいました。ちゃんと戻ってこられた…。
よろよろと倒れそうになりながらゴールテープを切ったらすぐに完走メダルをかけてもらえました。結構重いんですね…。
そしてその場で完走証も発行してもらいます。

記録は9時間49分18秒。
死ぬほど嬉しいはずなのに、疲れすぎていてしばらくは喜ぶ気力すらありませんでした。
と、こんな感じで僕の初ウルトラは幕を閉じました。
もともと八ヶ岳野辺山を初ウルトラに選んだのは、単純に夏前開催のウルトラで日程が合うやつがこれしか無かったからなのですが、林道トレイルはあるしコースの半分は坂だしでえらい目にあいました笑
それでも、エイドは充実しているし、何より雪が残る八ヶ岳や南アルプスの景色は本当に最高だったので、特に後悔はしていません。
気軽に人に勧めることは出来ませんが、まあ、しんどさ相応の達成感は得られるはずです笑
あ、そうだ。
今年度はじめての日記なので自己紹介もしておきますね。
国際人間科学部グローバル文化学科2回の星大地です。マラ同の他にスポーツチャンバラ同好会と体育会のワンダーフォーゲル部にも所属しています。-23℃の冷凍倉庫でアイスコーヒーを台車に積むバイトをしています。
練習はだいたい木曜日に行ってます。42期の名前が全然覚えられないので2Qはもうちょい練習行けたらなあと思います。
思いつくままに長々と書いてしまいました。
最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m