ももえるが学校から帰ってこない。
迎えに出てみたものの、一本道なのに姿も形もない。
外は既に暗くなってきている。
心配だ。

本格的に迎えに行こうと、ちゃえるを玄関に置き(もちろん鍵は閉めて、1人で外に出るなと厳命)、スマホを取りに行った。
何か連絡が入っている可能性もあったからだ。
案の定、学童保育から留守電が入っていて、訳すと
「指定の時間に帰し忘れたけど、どうする?迎えに来る?」という内容だった。
その時点で外は真っ暗だったので、ちゃえるを連れて自転車で迎えに行く気で、玄関に戻ると・・・
「おしっこ出ちゃった・・・」

ちゃえるがおもらし君。
夏の間一度もおもらししなかったのに・・・
なぜこの最悪のタイミングでもらすのか。
玄関から、外に向かって流れるオシッコをどうすりゃいいのよ。


ももえるを迎えに行くのに、オシッコたれのちゃえるを連れては行けない。
ちゃえるのオシッコの始末が先。
しかし、このびしょびしょの状態のちゃえるを2階のふろ場まで連れていくためには、多少洗ったり拭いたりという作業が発生する。
玄関のオシッコをそのままにして、出たり入ったりしていると、二次被害を招く可能性もある。
玄関の掃除を先にしたいけど、そんなことをしているとももえるのお迎えは遅くなる。
学童に電話するにしても、「迎えに行くけど、あと30分待って」なんて言っちゃうと有料タイムだし良い顔はされないだろう。
だからといって、ちゃえるを玄関に置いたまま迎えに行けるかというと、答えはNO。
最も悲惨な末路を招く可能性がある。


・・・。
・・・・・・。
一人で複数のトラブルを同時に対処するのは無理だよね~。
とりあえず、掃除して、ちゃえるをきれいにして、外に出れる状態になってから、「今留守電聞いた」ということにして電話しようっと。

しくしく泣きながらホースを引っ張り、玄関を流す。
汚い部分だけを流そうと思ったが、水は広がるし、結局玄関のもの全部出して、水で流して掃除していたところ・・・。
学童の人が、ももえるを連れて帰ってきてくれまして。
もちろん、平身低頭お詫びして、お礼を言ったんですが・・・。
作戦勝ちだったなと思ったのも事実。


最悪は重なって起こるから最悪なんだなーと実感した出来事でした。