ももえるがうとうとし始めたので添い乳で寝かしつけていたところ、なぜか急に元気に。

代わりに私が睡魔に襲われて眠くて眠くて・・・。


辛抱たまらんくなったので、

ももえるをベビーベッドにぽいっと入れて、

「じゃーママ寝るね。おやすみ。」と言って寝た。


ももえるは最初ちょっと文句を言っていたが、

ママがとっとと寝てしまったので諦めたらしく、

ウサギのぬいぐるみで遊び始めた。

私は薄目でそれを確認してすーっと寝てしまった。



次に目が覚めたのは、かちゃかちゃいう音で。

なんだろなーと思って、薄目を開けて見てみると、

ももえるがベッドメリーの操作パネルを蹴っていた。


最近、操作パネルが気になるらしく、よく手で触ってはいたのだけど、

力がないのと高さがないのとで、ボタンを押せずにいたのだ。

手がダメだから足にしたというわけだ。


やるな・・・。


面白そうだったので、薄目で見ていると・・・。



まず、右下にある音量のツマミを足でつかんで回す。

何度かやっているうちに最大音量に。


次に、左下にあるライトのボタンを蹴る。

たまに成功すると、ライトがついたり消えたりする。


ライトに飽きたところで、左上にあったON/OFFボタンにトライ。

上にあるので、なかなか的が定まらないらしく、ライトボタンより随分苦戦。

全く当たらない。

ボタンを押してあげたい衝動を抑えながら、心の中で応援し、ひっそり薄目で観察を続ける。


かなりの時間頑張っていたところ、かちっとスイッチが入った。

おぉぉお!!

やったーーー。


大音量で鳴るメリー。

にんまり満足気なももえる。

心の中で拍手喝采の私。


ももえるは、仰向けの体制のまましばらくメリーを鑑賞し、

くるっとうつぶせになり、私の方を見る。

顔に「褒めて」と書いてあったので、

「ももえる~、すごいねー、自分でメリーつけれらたんだねー。」

と褒めてやったら、満面の笑みで応えてくれた。


そして、うつぶせのままぐっと胸と顔を持ち上げてメリーを堪能していた。



最初は、偶然その場に行って、たまたま足が当たったのかと思ったが、

メリーがついた後はその場所から離れて近づかなかったし、確信犯だと思う。



産まれてすぐから毎日のようにメリーを見ているうちに、

パパやママが操作パネルを触るとメリーが回るということをちゃんと学習していたんだなー。

そして、手じゃうまく行かないから、足を使うあたり、うまく脳みそ使って考えたんだろうし、

何度失敗してもこつこつ頑張れたのもすばらしい!!



子供は目を離したらダメだというけれど、

目を離したときこそ新しいことにチャレンジしていて新たな扉を開けるチャンス!

だからこそ危ないんだろうけど・・・


そう考えると、寝たフリはいい手段だw