年の瀬と言えば大掃除。

さっさとはじめないと年内に終わらない。

去年も終わらなかった。一昨年も終わらなかった。。。...( = =) トオイメ

今年こそは・・・。



「くろえる~、大掃除なんだけどさー」
「ヽ(  ̄д ̄;)ノ エー!?やるの!?」
「(; ̄ー ̄)...ン?やらないの?」
「だって10月くらいにやったじゃん。」
「だってあんたすぐ汚したやん。2週間くらいでガスコンロどろどろにしたのだれよっ!?」
「すぐ汚れるなら掃除しても意味ないって。」
「そんな汚いのイヤだよ!

 家を買う時ちゃんと掃除してきれいに維持するって約束したでしょっ!?」
「いいよ、やらなくて。十分きれいだってば。」
「掃除するのがイヤなら汚さなきゃいいのに。汚した自分が悪いんでしょ。」


超平行線・・・。


どういう分担にするか・・・
どういうスケジュールにするか・・・
それを話し合う前に、やるかやらないかから話し合う必要があったなんて・・・(涙)





作戦変更(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!


あるお天気の良い休日。
「くろえる~、バトミントンしようよ~♪」
「いいよー。」
「それが終わったら草むしり・・・( ̄o ̄;)ボソッ」


バトミントンを餌に外におびき出す。



風が吹いてきて、バトミントンが楽しくなくなってきたところで草むしりすることに。


我が家は庭なし一戸建てなのだが、隣の家との隙間に雑草が生えるのだ。
庭でもないくせに生意気な・・・。


このゾーンは最初ノーマークだったが、
ネコの通り道になっていろんなもの(ご想像にお任せします)を放置されていたり、
ふと見るとぺんぺん草がぼうぼうに茂っていたりするので侮れない。
お正月を迎えるのに草ぼうぼうだと幸せが入ってきてくれなさそうでイヤだ。


3分で「飽きた」と言い始めるであろうことは予想していたが・・・
1分後・・・。
「飽きた(゚д゚)」
「(^▽^;)まぁまぁ、もうちょっと頑張ろうよ」


3分後
「飽きた(゚д゚)」
「飽きんな。」


5分後
「飽きた(゚д゚)」
「・・・。」←無視


15分後
根っこが手ごわくてきれいになったとは言い切れないが、まぁまぁ恥ずかしくない程度には完了。


まだ日は高かったので、次は車庫の掃除に入ることに。
車を移動してもらい、くろえるは車の中の掃除。
私は車庫の掃除。


ほうきで掃いて、水まいて掃除。
ついでに壁とかも掃除。
勢いあまって家の外壁も掃除。
おまけに玄関も掃除。


外壁に白い部分があり、そこに水垢の筋が入って汚ないのがずっと気になっていた。
「ねー、あれきれいにならないのー?」
「前にスポンジでこすったけどきれいにならなかったって言っただろ?」
「えーーーー。やだもん。」

そこで、「激オチ君」を持ってきてこすってみた。

「お?ちょっときれいになってきた。ほら取れるやん♪」
「えーーーっ。そんなのきれいとは言わん。貸してみろ!」

私に負けることが何より嫌いなくろえるの自尊心がうまく刺激され、何かひらめいたらしい。



家の中から車用の水垢取りの洗剤とスポンジを持ってきてこすり始めた。
「おーーーーっ!すごいねーーー!めっちゃとれるやん~~~」
「だろーーーー!!( ̄‥ ̄)=3 フン」←得意気
「じゃ、後はよろしく~( ̄▽ ̄) ニヤ」


くろえるは「高かったのに・・・」とぶつくさ言いながら、外壁を磨きまくる。
元々車用の洗剤なので、ワックス効果までついており、ずいぶんときれいになった。

「すごいねー、くろえる。さすがだね~~~♪」
とりあえずほめる。
ほめてほめてほめまくるw


「ていうかさー、こんなに苦労するなら来年からは大掃除のサービスたのまね?」
「たのまねーよ(゚д゚)」


その調子でもくもくと掃除を続け、

そろそろ終盤にさしかかったところ・・・
ぱりーん!!!
嫌な音が・・・。


外灯を掃除していたくろえるが、外灯のカバーを蹴り飛ばし粉々にしてしまったのだ。。。
な、なんてことを・・・(≡д≡) ガーン
くろえるは意気消沈。そりゃそうだ。



「買いなおしたらいくらくらいするのかなぁ?」
「さぁねぇ?安くはないと思うよー。いい感じのガラスだし。」
「ていうかさー、こんなにことにお金かけるなら大掃除のサービス頼んだ方がやすくね(´・ω・`)ションボリ?」
「う、うーん( ̄ー ̄;;;」



意気消沈したところで掃除は終了。
これ以上続けてもよいことはなさそうなのでとっとと切り上げ、
がんばったご褒美にコンビニケーキを大奮発し、お茶して労をねぎらった。

大掃除しただけでえらい臨時出費がかかったが、やはり1年の終わりにきちんと掃除はしたい。



掃除に更なるマイナスイメージが付いてしまい、

次はどうやってくろえるを掃除に巻き込むか苦悩するしろえるであった。