ガーデンパーティーと言えば、青空の下での和やかな時間というイメージ。


そういう私も、明るくぱーっとやりたいと考えていたので、
昼間のガーデンパーティーからのスタートはうってつけの演出だった。



その願いがかなっただけでもうれしいことなのだが、
もうひとつ・・・
自分の中では、挙式にだけ参列してくれた友達を
わずかながらご招待できたことが最高に良かったと思っている。



披露宴にご招待できるお友達は極わずか。
もっともっとたくさんのお友達をご招待したかったのだが、色々な制約上それは適わなかった。
富豪の娘に産まれておけばよかった・・・。


さらに、私は男ばっかりの中で育ってきたので、男友達が多い。
だが、世間的に考えると、仮にも新婦である私が男友達をわんさか披露宴に呼ぶわけにはいかないのだ。



時代も進んだし気にしなくてもいいかなーとは思ったが、
やはり姑を初めとする親族の手前よろしくないだろうということで泣く泣く諦めたのだった。




すると挙式1ヶ月ほど前に、何人かの友達から連絡が入った。
「もし可能なら挙式だけでも参列させてもらえないかなぁ?」



なんと!!!




披露宴はダメでも、挙式だけでも参列させてもらえないかという問い合わせだった。
式場近くに住む友人だけでなく、遠くはるばる県外からも
「お前の晴れ姿見に行ってやるよ」といううれしい申し出があったのだ。


実際は「お前がドレス着てコケるところ見たいから」というような憎まれ口がほとんどであったが、
愛を感じて、メールを見ながら涙ぐんでしまうくらい感激した。



プランナーさんに相談したところ、まだ若干席のゆとりがあるから挙式だけの参加も可能というお返事。



しかし・・・
挙式だけじゃ何もおもてなしできない・・・



はるばるお祝いに来てくれるのに、酒の一杯も出さずに帰したんじゃしろえるの名がすたる・・・。
かといって、今更席を増やすわけにもいかないし・・・。
何かできることはないだろうか・・・。



そこで、考え付いたのがガーデンパーティーへの参加。
ガーデンではお食事などは出ず、乾杯だけなので、
料理などの制約もなく参加してもらえるのではないかと考えた。



熱意あふれるまなざしでプランナーさんにご相談。
「問題は乾杯のお酒ですね・・・」
「持ち込みのお酒があるから大丈夫です!!グラスだけ準備してください!!!」


気迫でOKをもらい、
「もし時間があるようなら披露宴の最初にも参加して、
酒の一杯でも呑んでいってください。
酒しかでないけどあたしらしいくていいでしょ?」と連絡しておいた。



みんな恐縮しつつも参加してくれて、
たったシャンパン1杯ではあったが、おもてなしすることもでき、
一緒に写真撮ったりする時間もとれて
とってもうれしい演出となったのだった。