お気に入りのギャラリーを巡りました。
へ・シャンユ
「Who Are Interested in Us」
激しく変わる映像、室内と屋外にも映像
床に置かれたガラスと少しズレた輪郭線
足が取れた、何か代わりに置かれていた事でバランス取れてる?うっすら緑色のぼやっとした壁画、え、これブロッコリー?
吊らされ繋がった靴下、バラされたもう片方の靴下、何やら黒いもの掛け?実はバイオリン
矛盾なのかそうでないのか、微妙なズレが想像力を掻き立ててくれる、じわりじわりと沁みてくる感じでした。
誰が我々に興味を持つのか?
2019年11月18日(月)- 12月21日(土)12:00 - 18:00
#scaithebathhouse @ SCAI THE BATHHOUSE
Jasper Johns: Usuyuki
ジャスパー・ジョーンズは、的やアメリカ国旗などのカラーポップアート作品のイメージでしたが、それとはイメージが異なる版画作品手掛けていたのでした。
日本にもたびたび来られ、歌舞伎演目『新薄雪物語』の「薄雪」に関心を持ち作品のモチーフにされており、そのタイトルがついたシリーズ、ドローイングからリトグラフまで。作品に文字を使われていた事か分かります。時に文字に意味を、全く意味のないデザインとして、そんな風に使われてたのかなと思いました。
拡大して、また全体を、そんな風に写真撮影しアップしました。
November 1 - December 21, 2019
#fergusmccaffreytokyo
#jasperjohns @ Fergus Mccafrey
Unknown Image Series no.8 #山元彩香「organ」
ここは何処なんだろう、東欧っぽいなあ、はい、その通りでした。作品ごとに国が異なるそうです。言葉が通じなくて被写体の人とどのようにコミュニケーションされたのか、やはり画像ってコミュニケーションのツールなのでしょうか。大学で絵画学び、米国留学で写真の世界へ、また、新作映像作品「organ」、鼻歌が聞こえ眠る人なのですが、壁と衣装に目が行きましたが、タイトルの意味から内臓と、もしかして人体の中で内臓はこんな風にあるのかもしれない、なと思えて来ました。
2019 年11月1日(金)— 11月30日(土)14:00-19:00 @ void+
侵入するスペクトル
#ユアサエボシ
「大正生まれの架空の三流画家」ユアサエボシ、#EUKARYOTEでも拝見しましており、今回は、宗教画や神話をモチーフに、架空の画家がそれらをどう描いたであろうか、かを想像されつつ仕上げられた150号大型新作品。
こう考えるのはどうなのか、また、ちょっとファンタジー的で、真剣に遊びをされてる、いえいえ君、そうじゃないよ、とか、なんでここにこんなもの描くのか、と思わせておいて、添えられた言葉や後から作られた略歴を見ると理屈なく頷けるようにもなりそうです。そして、やはり同じく後世にどう思われるのだろうかとか、色々考えてみると面白いです。
ちなみに、設定では福沢一郎絵画研究所に通い、シユルレアリスムに出会う。なのでそんな画風になり、また、第二次大戦後には、山下菊二らの前衛美術会に参加、恐らくこの後制作とともに隠されたエピソードやらが加わるかもしれません。
2019年10月31日(木) - 11月30日(土)
#akionagasawagalleryaoyama @ Akio Nagasawa Gallery Aoyama
ヴェロニカ・ゲンシツカ 「What a Wonderful World」
京都国際写真写真祭が東京にも、東京ポップアップイベント“TOKYOGRAPHIE 2019”が開催されていますが、そのうちの一つがお気に入りのagnes b.ブティックギャラリーにて開催、と知り訪ねました。
ポーランドの新進作家ヴェロニカ・ゲンシツカ、1950-60年代のアメリカのストックフォトを用いたモンタージュ作品シリーズ「Traces」で、アメリカ人のアーティストだと思ってました。面白いのは、加工や撮影の角度、更には小物によるインスタレーションで、少しクスッとしたくなるものから、何これ?的なブラックユーモアまで。それでいて、古き良きアメリカを、モダンでレトロな雰囲気で、お洒落っぽく構成されており、青山に相応しい展示となっていました。写真では切れていますが、モップ置きっぱなしは如何なものと思っていたら、それら展示の一部だったんですね。モップの先ははい、ウィッグというかカツラでした。
騙された~と言いたくなりました。
2019年11月30日 ~ 2020年01月12日
アニエスベー ギャラリー ブティック(agnès b. galerie boutique) @ agnes.b表參道旗艦店
Yukinori Yanagi
柳宗典さんの新作、
第二次大戦中の大日本帝国海軍の水上機母艦、1944年9月に米軍機による爆撃を受け、現在もフィリピンのコロン湾深くに沈む、秋津洲の模型である鋳鉄製「アキツシマ50·I / II」 (2019年)
あたかも海底に沈んだものをそのまま模型にしたようであり、またプラモデルのようでもありました。
柳さんの制作のモチーフの一つの太平洋に隠れる戦争の歴史、それを追い求め、この軍艦を海中捜索し撮影しました。その記録と写真、それらに関心を向けられて、より直接的なものまで作品にされていたのです。
November 2 – December 21, 2019
#blumandpoe
#yukinoriyanagi
#柳行典 @ Blum & Poe Tokyo