平川 恒太
個展「死の島(続)」
ベックリンの「死の島」は個人的に大変気になる作品でした。ギリシャ神話にまつわり、五種類の同一名の作品があるのですね。
それと、平川さんが広島、福島と原子力に纏わる二つの地名のどちらにも島の文字があることや、福永武彦の小説「死の島」に纏わり着想を得た制作作品の展示。
平川さんは、六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展カタストロフと美術のちから展の、〈ブラックカラータイマー〉も制作されてます。
色々お話伺いましたが、紫が目立つんですが、に対しては黄色の補色であること、だと。さすが画家さんです。
モネの紫もそこに帰着してるんだと。勉強になりました。

これアクリルペイント、てっきり油彩かと思ったら、平川さんが自信のテクニックだとか。
このところ見た現代作家の作品の素晴らしさ、土曜日だと在廊されててお話聞けて、でInstagramかTwitterに投稿すると、頂いたり、フォロー頂いたり、中には大きな美術館に出品されてた印象的な作品の作者だったり、何より説明頂く言葉も素晴らしくて、見た当日は疲れもあり、なかなか咀嚼出来ないのですが、今になりじんわり良さを噛み締めてます。
その一人、平川恒太さんの作品、福永武彦「死の島」の小説にチューインガムを付けた作品、口で咀嚼、読書も内容咀嚼と、実に巧みに引っ掛けたとのこと。平川さんの作品は森美術館のあの作品、皆さんInstagramにアップされてるんですよね。
ブラックカラータイマー、福島原発の作業者の顔を黒い丸い板に描いたもの。1枚拡大してるもの。
「死の島」は予約して、年末年始に読もうと思います。


2018.11.6(火)~2018.12.21(金)
un petit garage(東銀座)









中村ケンゴ
『モダン・ラヴァーズ』
『JAPANS』
ユニークな視点からの作品で有名、二つの展覧会を同時に開催、薄いカーテンで仕切られてました。ここでは分けてませんけれど。
日本画を学ばれ、岩絵具使われてるんですね、なのでザラザラした表面に。
2018. 12.4(Tue.) - 12.22(Sat.) 
メグミオギタギャラリー 
Megumi Ogita Gallery

『モダン・ラヴァーズ』








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ここに薄い幕がありました。
ここから
『JAPANS』

ブラックではなく、地図を並べたらこうなると。

右は日の丸に吹き出し、今となるとヘイトスビーチに見えるかも
左は日本国旗で風になびく旗の日の丸を集めたもの。
昔は運動会などで、必ずあった万国旗、今はもう見なくなりましたね。



とことん日本ネタです。