展覧会に行って来ました。



Bunkamuraでの展覧会前に行きたく、単独これだけで八王子へ。
18世紀初期、西欧化進めるビョートル大帝のもと政治、文化芸術も西欧化が進みました。


結果、とても味わい深い作品多いです。サブタイトルこ夢、希望、愛、響いてきました。
そもそもロシア絵画、ヨーロッパの絵画とは少し異なる独特な魅力のあるんもんだなと、こうロシア絵画ばかり見ると分かつて来るような。
え、これはロロコ、新古典派、ロマン主義?何派なの?なんて思いつつ、どこにも当てはまらない感じでした。
ロシアの自然を描いた作品は、ロシアの大地を慈しむ気持ちからでしょうか。

さて目立った作品は、

『第九の波』ロシアの海洋画家イヴァン・アイヴァゾフスキーの作品は絶望ではなく、希望。
ロビーの垂れ幕より

絶望か?

光がすごい

希望の朝日やん!
ちなみにマストに食らいつてなんとか命をとりとめた様子が分かります。

『サトコ』イリヤ・レーピンの作品で、こちらはロシアに対する愛。
とても大きな作品で、また見上げてしばし立ち止まりました。さすがレーピン。
ヨーロッパの女子より、ロシア女性を選ぶ、サトコ←男性。レーピンがバリにいたころに描いたものだと聞くとなんか分かるような気がしますし。

ちょっと青木繁の作品も思い出しました。

裸足のレフ・トルストイ
裸足であるのに注目。
レーピンと交流があり、小説「復活」を書いた後に権力の中心だった教会を追い出されて、名声に溺れず農作業していた姿。

さて、レーピンばかりではありません。
他に気になった作品を、




4 カルル・ウィリゲリム・ラープス
モスクワのスパスキー門

6   イワン・アイヴァソフスキー
海辺の朝、スダック

7 同
大洪水

13  ニコライ・ビモネンコ
キリスト降誕祭の占い

18  フョードル・ラシリーエフ
雪解け

29 アブラハム・アルヒーホフ
ヴォルガ川にて

32 イワン・シーシキン
森の細道
これは、シーシキンがシーチキンに空目してしまい、なんか一人うけてました。
作品もバルビゾン派を彷彿させるものでした。
シーシキンはこのあと作品が続きました。

ラストは1900年代の作品もあり、もう少しそれらも観たい気分になりました。

落ち着いてじっくり観られたよい展覧会だと思いました。


2018年10月7日(日)~12月24日(月)
東京富士美術館
#ロシア絵画
#国立ロシア美術館