展覧会に行って来ました。





毎週金曜日は21時まで。
それと頭の整理のためにもここで見ておきたく行って参りました。
お、モネ、ボナール(米国随一のコレクションだけある)、あ、マネ、なんて言ってると、次々に名作が出てきて目移りしまくり。さすが邸宅、個人コレクション、秀逸ですが、実は購入のために交換トレードなど断腸の思いで決断されたエピソードも紹介されてました。
相当にオススメしたい、芸術の秋にぴったりだと思えた展覧会でした。

この展覧会、目録の番号と並び方が一致しません。購入順に並んでるから。

目録をめくり、戻り、先へ進み、気がおけませんが、一つ一つが趣があり、文句を言う気持ちが失せてしまいました。

また、作品タイトルが面白い、詩集でも読んでる気分になりました。

また、普通カードは有料販売が、ミニカードが8枚ついたものが配布されてます。
更に文句を言えなくなりました。
カード抜けてるのは下にあるもの。



また、作品は有り余るような資金にて購入した訳でもなく、交換してプラス金銭、そうそう、プロ野球のトレードのような集め方、そこも文句言う事が躊躇してしまうポイント。

後は、11月30日(金)は入場が18時以降、1000円、700円引きです。

女性は第2水曜日の17時以降がやはり1000円。
本当文句が言えません。

と、作品の事触れてませんが、これ観て思ったのは、コレクションの主であるダンカン・フィリップが収集していた時代20世紀末から21世紀頭には現代アートであったこと。
美術館として開館した1921年、ニューヨーク近代美術館より早かったこと、アメリカ初の近代美術館であったこと、その立ち位置を改めて認識すること良いかも。

さて、気になった作品を。
一部は配布されてるカードにもありました。
1
ジャン・シメオン・シャルダン
プラムを盛った鉢と桃、水差し
1728 年頃


3
ドミニク・アングル
水浴の女(小)
1826 年


14
ジョン・コンスタブル
スタウア河畔にて
1834-37 年頃

27
ベルト・モリゾ
二人の少女
1894 年

29
エドガー・ドガ
稽古する踊り子
1880 年代はじめ – 1900 年頃

38
ピエール・ボナール
リヴィエラ
1923 年頃

40
ラウル・デュフィ
画家のアトリエ
1935 年

42
フアン・グリス
新聞のある静物
1916 年

48
ロジェ・ド・ラ・フレネ
エンブレム(地球全図)
1913 年

49
ジャック・ヴィヨン
機械工場
1913 年

51
オスカー・ココシュカ
ロッテ・フランツォスの肖像
1909 年

55
オスカー・ココシュカ
クールマイヨールとダン・デュ・ジェアン
1927 年

56
シャイム・スーティン
1926-27 年頃

60
ワシリー・カンディンスキー
連続
1935 年

62
パブロ・ピカソ
闘牛
1934 年

68
ニコラ・ド・スタール
1949 年

71
ニコラ・ド・スタール
ソー公園
1952 年



そして、
70
ジョルジョ・モランディ
静物
1953 年
思わず叫びたくなりました。はい、苦手なので。

そして、
途中にあったレンガの部屋にあった複製たち

5
ウジェーヌ・ドラクロワ
海からあがる馬
1860 年



カミーユ・コロー
ジェンツァーノの眺め
1843 


36
ピエール・ボナール
犬を抱く女
1922 年


犬の顔アップ



37
ピエール・ボナール
開かれた窓
1921 年


猫とハイタッチ



53
フランツ・マルク
森の中の鹿 Ⅰ
1913 年
青騎士

確かに鹿だ←



54
ハインリヒ・カンペンドンク
村の大通り
1919 年頃
青騎士

75
ジョルジュ・ブラック
1956 年


窓も絵画的


複製ながら雰囲気出てますね。



2018年10月17日(水)〜
2019年2月11日(月・祝)
#三菱一号館美術館 
#フィリップス・コレクション展