展覧会に行って来ました。



非常に興味深く面白い。
寺山修司モノも後半出ておりやはり神奈川近代文学館には行こうと思いました。今の大ベテランアーティストの若かりし時代、熱かったです。



A1 1968年の社会と文化
A2 美術界の1968
→激動の1968年
20世紀の転換点
全共闘運動、三里塚闘争、ベトナム反戦運動のデモの写真
新宿の写真が多かったです。
・北井一夫、渡辺眸、羽永光利(写真家)
・赤瀬川源平、鶴岡政男(画家)
・木村恒久(フォト・コラージュ)
・婆婆留闘社、美術家共闘会議のポスターやビラ
写真はモノクロで、映像も過激「ステーション、ステーション、ステーション」と繰り返しが印象的。
嫌悪感持たれる方も多いのでは。
私は興味津々。



B1 1968年の現代美術
B2 環境芸術とインターメディア
B3 日本万国博覧会
B4 反博の動きと万博破壊共闘派
B5 トリックス・アンド・ヴィジョン
→1968年の現代美術
日本万博博覧会(大阪万博)の準備に協力する芸術家、参加しなかった芸術家「万博破壊共闘派」
針生一郎、赤瀬川源平の千円札裁判「反戦と解放展」
など国家と直接対峙。1コーナー全て赤瀬川源平さんの千円札づくしでした。

環境芸術やインターメディアは、私の理解では一言で言うと、建築や室内デザインや創作物の隆盛がこの年中心。
・山下菊二、磯崎新、山口勝弘、吉村益信など。
さらに、「トリックス・アンド・ヴィジョン」展、つかみどころありませんでした。
映像作品、今でも十分楽しめるものでした。ずっと見ていたいなと思いましたが、時々刺激的な映像も。これは近美でも出てて、美術史的には欠かすことの出来ないもののうでした。



C1 アンダーグラウンドの隆盛
ー演劇・舞踏・実験映画
C2 イラストレーションの氾濫
C3 漫画と芸術
C4 サイケデリックの季節
→領域を越える芸術
演劇、舞踏、映画、建築、デザイン、漫画などの周辺領域の作家の既存のスタイルを打ち破る先鋭的な試み
アングラ、寺山修司「天井桟敷」、土方巽「肉体の反乱」は分かったけれど、唐十郎「劇団状況劇場」など後はね、知りませんでした。

横尾忠則、つけ義治までは良いが、粟津潔、宇野亜喜良、田名網敬一は辛うじて名前のみ知ってました。他には林静一、うーん。
赤瀬川源平、中村宏、タイガー立石(画家)は、はい、大丈夫です。

ここは、でもでも、
ゴーゴーディスコMUGENの再現コーナーが印象的過ぎました。疲れが吹き飛びました。結構好きなんです、ディスコ。
ここだけ撮影可能。

















D1 プロヴォークの登場
D2 もの派の台頭
D3 概念芸術の萌芽
→新世代の台頭
写真同人誌「プロヴォーク」、森山大道は知ってた、中平卓馬はここで認識したら、近美でも作品あり。

関根伸夫《位相ー大地》は美術史、「もの派」的にはもうとても重要。
李禹煥、菅木志雄の作品は流石です。もの派とはこんなものと改めて認識。

高松次郎、松澤宥、河原温は欠かせません

シュウゾウ・アヅチ・ガリバー「フィルム」
コマ数を示す映像、これは笑えました。


2018年9月19日(水)~ 11月11日(日) 
千葉市美術館