名古屋ボストン美術館を後にして、行きたかったこちらの美術館へ。
フリーダ・カーロ《死の仮面を被った少女》
日本唯一のフリーダの作品。小さいです。
外観は埼玉県近美に似てる。同じ黒川紀章なので。
こちらのパブリックアートは充実してるんでそれも目当てに。写真は後半に。
まずベストセレクションを見ました。
アメデオ・モディリアーニ
《おさげ髪の少女》1918頃
これがなかなか、名品揃いでした。
パスキン、藤田嗣治、ディエゴ・リベラ、マニュエル・アルバレス・ブラボー、ナムジュン・パイク、草間彌生、河原温、中村宏、船越桂、
など
岡本太郎《明日の神話》渋谷駅の巨大壁画の下絵
赤瀬川原平《復讐の形態学(殺す前に相手をよく見る)》
この二点はしげしげと見てしまいました。
さて、この美術館は次のようなコレクションの方針を持たれて、それが展示からも強く伝わりました。
「エコール・ド・パリ」
ブランクーシ、ユトリロ、シャガール、ザッキン、キスリング、スーテン、岡鹿之助など
荻須高徳は愛知出身
「メキシコ・ルネサンス」
ホセ・ガタルーペ・ポサダ、ホセ・クレメンテ・オロスコ、北川民次は愛知出身、開いた美術教室には少年時代の荒川修作がいたとか
ダビッド・アルファロ・シケイロスはメキシコ壁画運動の巨匠、ルフィーノ・タマヨ、ティナ・モドッティ、マリア・イスキエルド
「現代の美術」
イサム・ノグチ、桑山忠明、そしてこの上に書いた大家たち。
「郷土の美術」
川合玉堂、前田青邨、平松礼二、中村正義、田渕俊夫、佐分真、北脇昇、三岸好太郎、三岸節子、
そして、印象的だった作品は
東山動物園猛獣画鳥壁画
太田三郎、水谷清、宮本三郎による、動物園で飼えなくなった動物は殺され、その代わりに描かれたという壁画。うーん、戦争画より切なくなりました。三点ありました。
さて、美術館外と中にあるパブリックアート
また、名品コレクション展Ⅱ
地下にある常設展ですが、これがまた秀逸過ぎました。
上のベストセレクションで見たアーティスト以外では、ジャーン、キーファー、ステラ、ホックニー、あららこちらでもベストセレクションですね。
こんなミニパンフレットは埼玉近美のようですね。
点数は半分位ですが、近美のMOMATにもひけをとらない見事なコレクションでした。
2018年10月6日(土)~11月25日(日)
名古屋市美術館