アベノミクスの効果なのか?、はたまたオリンピック開催に向けての影響か?鉄
骨業界は今までになく仕事が順調に流れているようです。鉄骨屋の経営者にとっ
て仕事が無くて工場がガランとすることほど辛いことはなく、冬にもかかわらず
工場がうまく稼働していることに本当に感謝しております!!有難いことです。
こんな時はふと気が緩みます。でも怖いのはこれが自社の実力だと勘違いしてし
まうことです。思い起こすのはリーマンショック後のあの光景。仕事がなくって、
社員に休んでもらったり、仕事はすれば赤字、しなくても赤字。この仕事は本当
に社会に必要なのだろうかと考えてしまったあの時期。こんな少し順調な時こそ
環境が変わればいくらでも経営は危機に陥るのだという事を思い出し、自戒して
仕事をしなくてはいけないと思います。
イソップ童話の一つに「アリとキリギリス」のお話があります。
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夏の間、アリたちは冬の食料を蓄えるために働き続け、キリギリスはバイオリン
を弾き、歌を歌って過ごす。やがて冬が来て、キリギリスは食べ物を探すが見つ
からず、最後にアリたちに乞い、食べ物を分けてもらおうとするが、アリは「夏
には歌っていたんだから、冬には踊ったらどうだい?」と食べ物を分けることを拒
否し、キリギリスは飢え死んでしまう。(Wikipedia より)
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そう!!我々はアリになるのです。地味で小っちゃなアリに。キリギリスになっ
てはいけません。天気が良いうちに種を蒔き、冬に備えて働くのです。こんな時
こそ地道に品質の向上を図り、潜在的なコストを下げ、若手を育成していく。地
味に地味にコツコツと!!
というわけで、もし私がキリギリスになって調子に乗っているのを見かけたら、
叱っていただけると幸いです。よろしくお願いいたします。