今日明日の二日間、我らが故郷長岡市では恒例の花火大会が行われます。

「日本一の大花火大会」と銘打たれたこの花火大会は長岡市民の誇りでもあ

ります。中越地震の翌年から始まった「フェニックス花火」は平原綾香さん

の『Jupiter』の曲にのって幅数キロにわたり打ち上げられる圧巻の花火で

す。本当に一見の価値のある花火です。その花火にかかる費用はなんと一発

1,500万円。その費用を集めるのは大変な苦労であると聞かれます。

 

毎年、会場からだいぶ離れた丘の上でビール片手に他人事として見ている私

からすると、「どうしてそんなに苦労してまで花火大会をする必要があるの

だろう?フェニックス花火だって毎年続ける必要があるのだろうか?」と

考えてしまいます。

 

しかしよくよく思いを馳せると、「どうしてもやめられない理由」「どうして

も”やめよう”と言い出せない理由」に思い至ります。下記がこの長岡花火

の「原点」です。

 

ーーーーー

長岡の花火の起原は、長岡の歴史に刻み込まれた、最も痛ましい、あの夏の

日に発しています。

 

今から67年前の昭和20年8月1日。その夜、闇の空におびただしい数の黒

い影―B29大型爆撃機が来襲し午後1026分から1時間40分もの間にわた

って市街地を爆撃。旧市街地の8割が焼け野原と変貌し、燃え盛る炎の中に

1,470余名の尊い命が失われました。見渡す限りが悪夢のような惨状。言い

尽くしがたい悲しみと憤りに打ち震える人々。

 

そんな折、空襲から1年後の21年8月1日に開催されたのが、長岡まつりの

前身である「長岡復興祭」です。この祭によって長岡市民は心を慰められ、

励まされ、固く手を取り合いながら不撓不屈の精神でまちの復興に臨んだの

でした。空襲で亡くなられた方々への慰霊の念や、長岡再興に尽力した先人

への感謝、また恒久平和への願いを、私たちはいつまでも、この長岡まつり

で伝えて参ります。

ーーーーー

 

物事を続ける、継続をするということは並大抵のことではありません。人間

は弱く(特に私は・・。)、その上、その周りには続けられない理由やめる理

由が掃いて捨てるほどあります。

 

その意味で「原点」は弱い人間にとって続ける、継続するための大きな力

となります。私にとってその「原点」は『じぃちゃんが始め、とうちゃんが育

てた会社』ということであり、その『社員を大切にしたい』という気持ち、そし

て、会社を育ててきた『社員の皆さんの気持ち』です。

 

・・・「やめたい!」とは言い出せませんよね(笑)。そんな修行を与えてくれ

る会社に感謝しながら、ビール片手に花火観覧、といきたいと思います♪♪