4月21日は、ローマ建国記念日です!紀元前753年に建国され、今年2018年は2771年目の記念日となります。すごい…びっくり
4月18日から22日までローマでは、グルッポ・ストリコ・ロマーノ Gruppo Storico Romano という団体が中心となって様々なイベントがあります。

メイン会場のチルコ・マッシモに行ってきました。

ローマ軍の野営キャンプを模したテントブース。ここで古代ローマを体験体感します!


古代ローマグッズのお土産屋さんのブース。オカリナ、ミニカーやワニのおもちゃ(口が動きます!)、蝋板タブレット、コイン、3並べゲームなどがありました。丸い革の周囲の紐を引っ張れば巾着形のお財布になります。


当時の通貨と物価の説明。

1アウレウス(金貨)=25デナリウス(銀貨)=100セステルティウス(青銅貨)=200デュポンディウス(青銅貨)

1セステルティウス=約2ユーロ。

オリーブオイル1L=3セステルティウス
テーブルワイン1L=1セステルティウス
中級ワイン1L=2セステルティウス
高級ワイン1L=4セステルティウス
パン1kg=1/2セステルティウス
穀物1kg=1/2セステルティウス
スープ1杯=1/4セステルティウス(1アス銅貨)
公衆浴場入場料=1/4セステルティウス(1アス銅貨)
チュニカ1着=15セステルティウス
ロバ1頭=520セステルティウス
奴隷1人=1200~2500セステルティウス

現代の有料トイレ1回分50セントで、テルマエ・ロマエを満喫できたなんていいな!おねがい
パンとスープも安い!当時はまだコーヒーがなくてスープがエスプレッソ代わりだったのかな?

写真左側の碑文はルーブル美術館蔵の墓碑で、お勘定の笑い話です。(宿で女の子とイチャついた料金8アスは喜んで払うのに、ロバの料金2アスが高いと文句を言う客)

当時の中流市民のお財布にはいつも30セステルティウス入っていました。トラヤヌス帝の時代、家族3人分の食費は6セステルティウスで足りました。富裕層の年収は20000セステルティウス(1日あたり55セステルティウス)でした。


第2軍団ブリタンニアのブース、古代の金属ライターや地図など。

火の付け方を実演してくれました。ライターを打ち合わせて火花を起こし干し草に着火します。このおじさんは帝政後期のパンツタイプの服を着ています。帝政初期はチュニカというミニスカートタイプのワンピースを着ていて、パンツタイプの服は北方から伝わりました。


皇帝の近衛兵、プラエトーリアーニーpraetoriani。青いマントと盾が目印です!右のおじさんが手に持っている槍の地面側の丸い方で民衆を払って、皇帝の通り道を作っていました。蠍の紋章は、第2代皇帝ティベリウスが11月16日生まれで蠍座だったからです。
2人とも金色の蠍モチーフのペンダントをしていて、左のおじさんの白いペンダントは殉職した仲間の名前が刻まれた思い出の品です。
退職後は近衛兵の職務を全うした旨が刻まれた銅板(トラヤヌス市場のフォーリ・インペリアーリ博物館に実物があります)を渡され、老後の生活も保証され特権を受けられました。お小遣い稼ぎに蠍などの針金アートを作って売っていたとか、本当かな?


グラディエーターのブースでは、マスクや武具、防具を展示。役ごとに格好や使える武具が決められています。つばのあるマスクは頭突き攻撃もできました。短かった剣は、ガリア(フランス)からより高度な鋳造技術が伝わるに従って長くなりました。元々グラディエーターは奴隷でしたが、市民でもグラディエーターになる者が出てきて、現在のスポーツ選手のようにアイドル化しました。

説明してくれたグラディエーターのセルペンティウス、本業は考古学者だそうです。凱旋門とSPQRの文字のタトゥーが入った腕の内側には、アウグストゥス様の石像のタトゥーが入ってました!


次の記事に続きます。