女性後継者と女性起業家 | 女性後継者4kidsママのエレガント・ジャーナル

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「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」のような50代を目指します。

昨今

“起業女子”が

増えているのは事実です。

 

【創業・起業】を推進する

各種補助金・助成金が充実していますし
 

一歩を踏み出すのに

さほどハードルも高くなく

 

銀行や商工会議所など

さまざまなところが

懇切丁寧にサポートしてくれるので

スムーズな起業ができる方も多くいらっしゃいます。

 

実際に身近にいる

「起業した女性」に憧れを抱く方も

多いのではないでしょうか。

 

 

私は

祖母が創業し

母が続けていた学校法人を

継承していますが、

 

 

起業もしました。

 

 

これについては

別の機会に改めて述べますが、

 

なぜ承継する事業があるのに

起業したのか?

 

簡潔に言うと

すでに出来上がっている学校法人ではなく

全くしがらみのないフィールドで

 

◎自分で立案した事業を

◎自分の能力のできる範囲で

◎自分の資金で

 

やってみたかったからです。

 

 

気分を害される方もいるかもしれませんが、

誤解を恐れずに言うと、

 

起業の方がラクです。

 

 

 

ラクというのは

気持ち的にラク、

心の負担がダンベル級じゃない

という意味で、

 

決して

仕事がラクという意味ではありません。

あしからず。

 

 

もちろん起業したからわかりますが、

起業は

自分でやらなければいけない仕事が

(さして得意分野でもない雑務が)

多すぎるのも経験済みです。

 

 

後継者という立場は、

起業家よりも

複雑な

人間関係・利害関係に置かれます。

 

さらにその関係性は

起業では考えられないほど

多岐にわたり、

 

損得や好き嫌いなど言ってられない状況からの

スタートです。

 

 

親の代で一生懸命働いてくれていた人が

後継者の娘のことが気に入らなくて辞めていく。

 

親の言うことは素直に聞いていた人が

後継者の娘のことは見下して仕事をしてくれない。

 

そんなのはよくある話です。

 

「辞められても構いません、

見下されても平気です」

と表では強がって

心で泣いて

 

そういうことに耐えながら

 

さらに

すでに抱えている従業員、その家族、

顧客、その家族、

取引先、その家族…と

かなり広範囲を見渡しながら

私たちと関わりがあることを

誇りに思ってもらえるよう

事業を推進しなければなりません。

 

 

先代が築き上げてきたものを

気に入らない、時代に合わないと

そう簡単にぶっ壊すわけにはいきません。

 

しかし自らが目指す像に近づくための

勉強をし、施策をし、

成長した姿を

上述したすべての人に

認めてもらわなければ

 

「ただのお飾り後継者」

 

になってしまいます。

 

 

女性でしかも後継者。

責任と義務、

そして愛とパッションで生きています。

 

みんなお母さんだし、

たまにはヘマもするし、

みんなで飲んだら

全員しゃべり出すから

話がまとまらない。

 

けれど全力で生きている

そんな存在なのです。