ずっと昔にヨーロッパから輸入したレアなソレックス。

 

ミクニになる前のイタリア製ソレックスのほとんどは、鉛入のアルミで作られていてとても重量があったんです。

 

ただ、このソレックスだけはボディはアルミでミクニソレックスと同じ、軽いです。

 

当時10個以上輸入した中で一つしか手に入らなかったレアなものでした。

 

ただ、残念なことにカバーの方は鉛入りの素材で重く古臭かったので、使わずにひとまずバラして保管してました。

 

そして今回ミクニソレックス36の部品取りが手に入ったので合体加工することにします。

 

最終的な形は↓

 

カバーを移植したので、ソレックス36と見た目に違いはないですよね。

 

内径を比べると大分違ってて、左側が36、右が32。

 

 

 

ボディに23の刻印が。圧入されているベンチュリーのサイズだと思います。

 

で、このソレックスを使わずにとっておいたもう一つの理由が加速ポンプノズルが片方にしかついてなかったから。

 

というわけで今回はパーツの移植と加速ポンプの追加、ジェットブロック化をしていきます。

 

まずはポンプの加工から。

 

2ミリのドリル刃で斜めに穴を開けました。

 

ポンプのあたりへの3mmの横穴をあけて↓

上から縦穴で通路をつなぎます。

これで、ポンプからの燃料がジェットまで貫通しました。

 

あとは横穴加工用の穴を真鍮で塞ぐだけ。

 

これで、ポンプジェット追加はなんとかなりそうです。

 

ついでにジェットブロック式に加工する為にエアジェットをはめるところにタップをきりました。

サイズ的にM8、ピッチ1のブロックくらいしかハメられないんですが、元々真鍮のネジがはめ込んであり、それを外すと穴が少し大きめで、M8をはめるには少しゆるそう。

 

ただ、どうせジェットブロックは自作するのでネジ径を少し大きくすれば良いんですね。

 

今使ってるWEBER32もそうですが、多分世界で一つだけのものになるのでは?

 

今週は36用のも含めて、ジェットブロック製作を進める予定です。