預かってます、以前修理したモトコンポのオーナーさんから。
不動で、タイヤが前後ともパンクしているということでした。
点火系は特に問題はなく、やっぱりキャブレターでしょう。
キャブレターを分解清掃し、チューブのエア漏れを修理し、リアタイヤはオーナーさんから預かったタイヤ・ホイールにはかせかえました。
と、すぐに走れるようになったのですが、しばらくするとキャブ底部のパッキンの隙間からガソリンが漏れます。
用意のなかったフロントタイヤも劣化がひどく↓
バッテリー、キャブパッキン、タイヤ等、諸々注文↓
で、どんどん交換して組み付け完了したのですが、何故かエンジンがかからなくなりました。
バッテリーが合ってない?
モンキーには6Vと12Vがあるのですが、車体番号を確認して買ったので、そのあたりは全くチェックしてませんでした。で、慌ててライトのバルブを確認すると買ったバッテリーと同じ12V。エンジンの特徴もネットで見た情報と同じ、一安心です。
では、何が原因?キャブのパッキンも交換したし、エアフィルターを入れたので燃調が狂った?
とキャブを分解し直したり、フィルターを外したりと、あれこれ確認しましたが、エンジンはたまにかかっても吹け上がりません。
で、最終的に見つけた問題はプラグでした。スパークはしてるんですが、何故かプラグホールの奥の方で。ギャップのところからは火花が出ません。
部品交換前には10キロ近く走って問題なかったのに、何故か諸々交換直後の故障。もしかするとバッテリーが追加されたことで、電気的に何か起こってしまったのでしょうか?
原因は分かりませんが、プラグを新調してからは始動、走行共に問題なく絶好調です。
で、今度は、アクセル全開にすると吹け上がらないことが発覚。きっと燃調が濃すぎるからだろうと思い、
ジェット交換。純正は58番でしたが、55番にしてみました。と、アクセル全開でもしっかり加速するようになりました。
これで、整備は終わりかと思ったんですが、ニードルバルブがうまく機能しないようでガソリンがホースから垂れ落ちます。
キャブレターオーバーホールキットも見つけましたが、キャブ本体側の劣化の可能性もあるので、キャブ自体を中華製の新品に交換することにしました。オーバーホールキットと同じくらいの値段。
で、届いたキャブ↓
外観はほぼ純正と同じ↓
違うのはジェットのハマり具合。オリジナルはすっぽりハマってるんですが、結構はみだしてます。
一説によるとメインジェットが下にある方が油面が揺れても安定してガソリンを供給できるとか...
ついていたジェットもケイヒンとは違うし番数も書いていません、ネジ位置も逆↓よくわからないので、先日購入したケイヒンの
55番を使うことにしました。
また、インマニとの取り付けネジ↓
これはついてなく、本体にネジ切りしてありました。
装着した感じ、全く違和感はなく、一発始動。
あとは走行テスト。