というわけで、バルブステムシールとオイルパンガスケットを交換するべく作業中です。

 

 

 

一度持ってみたかったBMW、数ヶ月前にかなり安くヤフオクで購入しました。

 

SUVタイプの初期のもので、一番安いライン。それなりだなぁとは思ってたんですが、オイルの減りが異様に早いし、排ガスから白い煙が...

 

ネットで見るとこのタイプ、経年でオイル下がり、オイル漏れがよくあるんだそう。

 

というわけで、旧車いじりが落ち着いたので、重い腰を上げることにしました。

 

初めての車なので、詳細あげていこうと思います。

 

オリジナルはこんな感じ↓

 

フロントミッドシップのエンジンは半分以上隠れてます。タペットカバーを外すために、カバー類を外す必要があります。

 

配線をずらしたり、センサーを外したり。ボルトの数は数本、あとはほとんどはめ込み式なので、ドライバーなんかでこじったりして割らないように外しました。

 

タワーバーを外すのにヘックスレンチが必要になったので、アストロプロダクツまで走り、セットに大きなサイズのもの3個プラスして揃えました↓

 

 

で、ようやくカバーが見えるようになりました。

 

ヘッドのカバーは二重になってて、半分をまず外した状態です。ボルト数本とのこりははめ込んであるだけでした。

 

で、この後ヘッドについているセンサー、配線関係を全て外します。

 

センサー類にはピンが入っているものと、プラスチックの突起が引っかかってるものとありましたが、できるだけ外し、

ぬきにくかったですが、ホースも外します。

 

で、こんな感じになりました↓

この時完全には外す必要のなかった配線類は邪魔にならないよう外側に避けてあります。

 

で、カバーのボルト数本と、ナット一つ外せばカム達とご対面↓

 

 

で、観察すると、オイルのスラッジ?が、ひどい。

 

 

かなり汚れてます。

 

個人的にはこんなのみたことないです。

 

ヘッドカバーの裏もドロドロでした。

 

よっぽどオイル管理が悪かったんでしょうか

...それとも元々こうなりやすい車なのか...

 

ここで、カムを外すために圧縮上死点あたりにするのですが、全く印がありません。

 

通常カムやクランクプーリーには何かしら印があるはずなんですが...

 

この時は疑問に思いつつも、1番シリンダーのプラグを外して、ピストンの動きを見ながら上死点あたりにあわせ、写真を沢山撮って記録してから次に進みました。

 

 

カムのギアを外します。

 

これには16mm相当のソケットが必要。

 

普段使わないものですが、持ってました。

 

で、かなりの締め付けトルクでした。でこのボルトを緩めていくと、スプロケットギアとその手前の点火タイミング用のパルスセンサーホイール、グルグル回ります。

 

国産車だとキー溝があったり、カムとカムスプロケットはズレないようにしっかりはまっているはずなんですが...これでは、点火時期やカムの調整に難易度が上がってしまいます。

 

元に戻せるんだろうかと、ちょっとパニクリながらネット検索すると、このエンジンには国産車のような概念は当てはまらないということでした。カムの設置にはSSTを使うらしいです。しかも、上死点はフライホイール側らしい。

 

どうりでスプロケットギアを固定するためのボルトの締め付けトルクが半端なかった訳です。

 

カム設置用のSSTとついでに車載でのバルブステムシール交換キットも注文しました。

 

で、あとはカムを外します。

 

ナット20個くらいでとめられているだけなので、割と簡単に外せました。ただIN側のカムにはリフト量調整用?押さえつけるためのバネが付いてて、かなり強かったので元に戻す時には工夫が必要そうです。

 

 

 

というわけで、あとは工具と部品の到着待ち。

 

ついでにタイミングチェーンのテンショナーも交換した方が良さそうなので、注文します。

 

あと、オイルフィルターのハウジングも外しました。ここからもパッキンが劣化してオイル漏れしてます。

冷却水のパイプとボルト3本外せばOK。

設置は多分最後になるので、ひとまずアルミテープで蓋しておきました。

 

 

 

 

そして、オイルまみれの下側。オイルパンガスケットの劣化と思われます↓

現状はエンジンオイルを抜いただけですが、

オイルパンガスケットを交換するだけなのに、エンジンマウントやステアリング、など大物を外す必要があるようです。

 

ちょっと憂鬱。