~シークエンス~

航空機整備フェイズ

天候決定フェイズ

長距離侵攻フェイズ(兵站破壊、滑走路破壊)

戦域制空フェイズ

WPセグメント

WP黒海艦隊出撃フェイズ

WP第1インパルス

第1梯団サブインパルス 移動/戦闘

第2梯団/突破サブインパルス 移動/戦闘 再編成

NATO予備インパルス

移動/戦闘 再編成

WP第2インパルス

※同じ

NATOセグメント

NATO第1インパルス 移動/戦闘 再編成

NATO第2インパルス 移動/戦闘 再編成


WP…ワルシャワ条約機構

NATO…北大西洋条約機構



前回予告したとおり「サザンフロント」です。

1990年の勃発の第3次世界大戦を想定したトルコ、ギリシャ、ルーマニア、ハンガリー、ユーゴスラビア、アルバニア方面での現代戦をシミュレートしてます。

ソ連、東欧同盟国のルーマニア、ブルガリア軍らWP軍VSトルコ、ギリシャ、アメリカ海兵隊、フランス空挺、海兵部隊らNATO軍との間でトルコのイスタンブール占領~トルコ海峡支配などを巡ってバトルします。場合によってはユーゴスラビアがNATO側で参戦します。


おひとり様プレイにあたっての前提条件

標準シナリオを選択。

サザンフロントシナリオにおいて、中立国はイタリア、アルバニアです。イタリアは当然NATO加盟国ですが、本シナリオにおいてはゲーム上中立国扱いになります。よって、イタリア軍は登場しませんし、WP軍はイタリアに侵攻できません。

ユーゴスラビアも当初中立ですが、チット引きにより3分の2の確率で第1ターン又は第3ターンにNATO側で参戦メラメラします。

ユーゴスラビアは大都市ベオグラードなどが別マップでありませんが、サザンフロントマップの全都市を占領されれば降伏するものとします。

第1ターン天候が自動的に晴れ晴れ両軍とも航空機は整備オッケーとします。

ルーマニア、一部ソ連が含まれるマップEは使用しません。理由は私の机の大きさからの制限です(笑)マップEを広げるスペースがありませんのでカットします。マップEにNATO側で参戦したユーゴ軍がルーマニアなどに侵攻する可能性があります。これについて後日述べます。


VP確認

WP軍が以下をするとVPを得る。

大都市占領2VP

小都市占領1VP

島嶼以外のヨーロッパ本土の港イカリマーク占領1VP

ただし、同一ヘクス内の都市と港はVPダブルカウントしない。

黒海艦隊出撃船14VP-現ターン数

例)第5ターン出撃→14VP-5=9VP。

中立国の都市、港を占領してもVPにならない。

ただし、例えばユーゴスラビアを降伏させると2VPあり。


VP35~44 NATO限定的勝利

VP45~54 WP限定的勝利

上記VP設定は疑問があります。後日述べますむっ


WP軍の作戦

ブリーフイングブックP16にWP軍3つの作戦が紹介されてます。

第1案

ブルガリア軍でトルコ軍攻撃。ルーマニア軍はユーゴ侵攻。対ギリシャはブルガリア2級部隊を充てる。メリットは初期配置部隊を全てゲーム開始時に使用できる。デメリットはユーゴの参戦。各戦線戦力不足に陥る可能性があります。


第2案

WP軍1級部隊~ソ連2-3-4空中機動旅団、ルーマニア7-8-6自動車化狙撃師団ら全てを使ってユーゴ急襲。第1ターン降伏を目指す。2級部隊はギリシャに対して山峡、谷を守る。トルコ戦線は無視。ユーゴが降伏したらWP主力はトルコへ転戦。トルコ軍が占領するであろうブリガリアを奪回する。デメリットは、第1ターンでユーゴ軍を降伏させること。ユーゴ軍の除去により無力化は可能だが、山岳ヘクスで囲まれたサラエボ占領による全都市を占領~降伏は難しいと考える。


第3案

トルコへの全力攻撃。ユーゴ侵攻はしない。第1ターンチット引きにより3分の1で自動参戦の可能性があるが、これは2級部隊を充てて対処する。ギリシャはテッサロニカ周辺の部隊を除去してギリシャ動揺を誘い無力化する。

メリットはソ連黒海艦隊出撃の可能性が見込める。デメリットはユーゴがNATO側で参戦した場合、ルーマニア侵入が考えられる。


本おひとり様プレイにおいて、第3案を変形させて作戦を立案する。

シミュレーションゲーム馬鹿一代記!
写真参照。第1ターン開戦当初トルコ、ギリシャ軍撃破を狙う。


WPは、黒海艦隊出撃を狙う。

初期配置、ギリシャ、トルコ軍が両国の不仲を反映してか、不必要な数の部隊が両国境をにらむ様に防御に適さない配置である。

注意セントラルフロントみたくゲーム開始前のNATO軍の前方移動ルールはない。よって、ギリシャ、トルコ軍は移動/配置できない。

なので、トルコ、ギリシャ両軍をブッ叩きやすいパンチ!初期配置になっている。これを逃さない手はない!!ッて言うかこれを逃すと勝てないだろう。


よって、ルーマニア軍でトルコ軍撃破/除去。トルコ軍の無力化。トルコ軍をイスタンブールへ後退、再配置させない。さらに、ソ連4-6-7海兵師団の上陸、4-4-7空挺師団の降下。2-3-7空中機動旅団の侵攻によりボスポラズ海峡の小都市イスタギルを占領。「陸路」イスタンブールを孤立化させる。イスタンブールに籠るトルコ軍に対してMig27などによるイスタンブールへの打撃/阻止爆弾による練度低下を図る。

最終的に第3ターン登場するソ連9-8-5戦車師団らによって、決戦を挑みイスタンブールを攻撃/占領する。イスタンブール占領後はトルコ海峡のNATO軍を攻撃/除去~黒海艦隊出撃とする。



ブルガリア軍は開戦当初、ギリシャ軍を分断。全滅を図る。多数の師団除去により動揺を狙う。ギリシャは10で動揺する。ギリシャ軍を大都市テッサロニカ、アテネ方面山地に後退させないようにする。


そもそも、VP設定上、黒海艦隊出撃を狙わないとVP上WPは勝利できないと考える汗なので、総合的に考えると、第1案、第2案は意味ないンでないのかな。ユーゴに侵攻しても、ユーゴ降伏させてやっと2VPである。これでは意味ない。トルコ、ギリシャ軍は防御に適した箇所へ部隊を配置替えしてしまうだろう。特に6と高練度のトルコ軍師団が大都市イスタンブールに後退されて3個師団などハイスタックで籠られるとたいへん厄介だ。攻略が事実上不可能になるおそれが強い。ギリシャも同様、ギリシャ軍は4練度と弱いが、それでも大都市テッサロニカ、山岳道に籠られると、対処が難しい。


ユーゴ戦線については、ユーゴのNATO参戦は無視する。ユーゴ軍がルーマニアを占領したければ「勝手に」占領させておけばよい。ユーゴ軍は歩兵主体で移動力がない上、強力な部隊はいない。ルーマニアの完全占領はできない。ギリシャ軍を動揺させたあとのブリガリア軍でユーゴ軍撃破を図る。8ターンと長丁場なので十分可能のハズだ。


NATO軍の増援も例えば、14-16-7の恐怖の米師団など強力な部隊は全く登場しない。せいぜい、2-4-8の仏空挺師団、2-3-7仏海兵、1-3-8米海兵などの戦力しかいない。練度は高いが戦力値は極めて低い。セントラルフロントみたく、ターン後半にNATO軍による反撃はないと考えていいだろう。


NATO軍の作戦

特に強力な戦力/部隊がない。トルコ軍は6練度と練度は高いが、装備の旧式化を反映して、最強が1個5-5-6機甲師団。後は5-4-6機械化師団、3-5-6歩兵師団が主力である。戦力の額面値が小さい。開戦当初多数の部隊が撃破/除去されて戦力が低下するおそれがある。ただし、トルコは23損失でやっと動揺とたいへん打たれ強い。不必要にギリシャ国境に配置されている部隊を速やかにイスタンブール方面へ撤収させる。できるかな?


ギリシャ軍は1個4-4-5機甲師団の他に2-3-5歩兵師団が主力である。これまた開戦当初に撃破/除去されるおそれが多分にある。できるだけアテネ方面の山岳道方面へ後退させたい。10損失で動揺なので十分注意したい。動揺してF16、A7Hなどの高性能機が事実上使えなくなる事態は避けたいものだ。
ユーゴ軍はアタマ数こそ多いが、大多数が0-1-5歩兵旅団。2-4-5歩兵師団多数程度である。2-1-5戦車旅団もあるが。18損失で動揺なので、トルコ軍同様に打たれ強い。



いずれにせよ、サザンフロントにおけるNATO軍は戦力が弱体である。まともにWP軍と戦っても勝てない。大都市、山岳道など地形を生かして戦いたい。


両軍の航空機

WP

戦闘機はMig23が最強。他にMig21。攻撃機はMig27、Su24、Su17、そして、独特なデザインのIAR93という攻撃機が登場する。アタマ数は多いがセントラルフロントみたくSu27、Mig29、Su25など高性能機は出ない。副次的な戦線扱いなのだろう。

それでもアタマ数が多いので損害、整備不良に失敗しない限り、結構制空権を握れるだろう。この辺、セントラルフロントと違う。

シミュレーションゲーム馬鹿一代記!
写真上:ソ連Mig23、Mig21、Su24、Mig27、Su17

   下:ブルガリアMig21、ルーマニアMig21、IAR93


NATO

トルコ、ギリシャは陸軍は旧式だが、航空機の性能はなかなかのモンである。

例えば、トルコ空軍はF5、ラッキードべーっだ!F104、F4を有する。

ギリシャ空軍はF16、F5、A7H。

米空軍はF14、F18、ハリアーが登場する。

ユーゴ空軍はMig21、IAR93。なので、状況によって、Mig21対Mig21の空中戦もありうる。

アタマ数は少ないが、WPと比較して高性能機が多い。F14などで徐々にWP空軍機を撃墜して制空権を奪いたいトコだ。

問題は、トルコ、ギリシャ空軍機の整備値が3、4と、欧米の5と比べて整備判定が失敗しやすい。ギリシャ陸軍の多数除去によりギリシャ動揺~空軍機が事実上使えなくなるおそれがある。

シミュレーションゲーム馬鹿一代記!

写真上:米F14、F18、ハリアー

   中:トルコF5、F104、F4 

   下:ギリシャF16、F5、A7H

最下段:ユーゴスラビアMig21、IAR93


両軍ともこれら航空機を南西空域、バルカン空域の2戦線で使用する。ユーゴ方面が南西空域、トルコ、ギリシャ、ブルガリア方面がバルカン空域。


このゲームの正式タイトルって何だろか?

英字では「THE THIRD WORLD WAR」なんすよ。

それで、ワタスは「ザ・サード・ワルード・ウォー」にしたんですけど。

ボックス、ルールブックでは「サード・ワールド・ウォー」という表記になってます。

まぁどっちでもいいか(笑)


次回第1ターン開始です。