~シークエンス~

航空機整備フェイズ

天候決定フェイズ

長距離侵攻フェイズ(兵站破壊、滑走路破壊)

戦域制空フェイズ

WPセグメント

WP第1インパルス

第1梯団サブインパルス 移動/戦闘

第2梯団/突破サブインパルス 移動/戦闘 再編成

NATO予備インパルス

移動/戦闘 再編成

WP第2インパルス

※同じ

NATOセグメント

NATO第1インパルス 移動/戦闘 再編成

NATO第2インパルス 移動/戦闘 再編成


WP…ワルシャワ条約機構

NATO…北大西洋条約機構



本おひとり様リプレイを振り返って
シミュレーションゲーム馬鹿一代記!

写真:第1ターン開始直前

開戦と同時にブラックジャックなどによる滑走路破壊爆弾独北部への空挺降下。

独北部の突出部からの戦線突破。独北部主要都市キール、ハンブルク、ハノーバー、ブレーメンの攻略。独北部での包囲したNATO軍の包囲殲滅戦。

オランダへの突進~侵入。ライン川隣接。

第3ターン増援による西ベルリン占領。独南部への侵攻~ミュンヘン包囲殲滅戦。NATO軍ニュルンベルク放棄。WPフランクフルトの電撃占領。

時間の経過によるNATOの航空優勢~米師団などの増援の到着~攻撃側WP師団の混乱累積による攻勢の停滞~戦線膠着。

NATO軍航空優勢の下の反撃開始!NATO軍空挺降下/海兵隊上陸~対するWP師団敷き詰め縦深陣による防御。NATO軍による総反撃~都市奪回~フランクフルト攻防戦~WPの限定的な反撃など。



という流れになりました。

WP開戦当初の怒涛の攻勢~次第に攻勢のテンポ喪失~NATO軍の反撃と攻守入れ替わっての攻防戦はオモロイですニコニコ


今回のおひとり様リプレイではWPがかろうじて1VP差WP限定的勝利クラッカーをおさめました。WP限定的勝利後の情勢はこんな感じですかね。

WPは多大な犠牲を払いつつかろうじて勝利をおさめた。第三次世界大戦開戦前のWP同盟国に広がる盟主ソ連~共産体制に対する反感、不満、離反をおしとどめ、西独をはじめとするNATO各国に懲罰的な制裁を与えた。ソビエトを盟主とする共産体制を再確認し、引き締めを図り、現体制は(史実と違って)少なくとも十年程度延命する…。てな感じでしょうか得意げ


WP陸上部隊の戦術

攻勢側のWPは攻撃がキツイです。大都市、森林荒地、川などによる地形シフト。練度差によるシフト。これだけで2、3シフト汗さらに恐怖のA10による4シフトが加わると正直やってられませんあせる

だが、損害にかまわず攻撃し続ける必要がある。WPは最大で4回移動/攻撃できる。このうち「最低でも」2回移動/攻撃できる。これを最大限利用する。ゾックへの浸透移動オバケを用いて包囲し、高戦力比に持ち込んで攻撃したい。特に、ゲーム開始の第1、第2ターンはできるだけNATO師団を逃げられないように包囲/孤立させて攻撃除去したい。どれだけNATO部隊を壊滅できるかによって勝利できるかどうか決まるのだから。第6ターンあたりから始まるであろうNATOの反撃戦力を奪うのだ。



チェコ、ポーランド軍は大事に使う。12損失で動揺してしまうので。戦闘時EXしてもソ連軍ができるだけ損害をかぶる。NATOの反撃でむやみに壊滅されないような運用が求められる。例えば、NATOインパルス前は後方に移動して、最前線はソ連軍で守るなど。動揺すると西独で攻撃できない。航空機が事実上使えなくなるなど不利になる。同盟軍は大切にしよう。大切な戦友だ。


NATOの航空優勢対策

WPは第1ターンに必ず制空権を握る。攻勢成功の可否を握るので。

第1ターンブラックジャックなどで滑走路破壊。戦果いかんで第2ターンも制空権を握れうると考える。第2ターン以降もしつこくブラクジャック、Su20、Su24で滑走路破壊爆弾をする。滑走路破壊で高性能機のF15、A10などを破壊できうるので損害にかまわずマメに行う。

天候が晴れ晴れなら制空値1のMig27、Su24は制空獲得に割り振る。これにより結果としてNATO軍航空戦力の減殺ができる。

迎撃用にSu27、Mig29は常にキープ。NATO航空機の牽制を行う。

そもそも、天候判定で根性ダイスで3分の2で悪天候なので悪天候くもり台風を狙う。悪天候の方が、結果としてWP有利の場合があるので。例えば全天候能力を有さないA10が対地支援能力半減/不能になるので。

A10などの対地支援は対空射撃で3分の2で撃墜&半減、強制帰還できるのでこれまたド根性パンチ!でサイの目5、6を出す。3分の2と結構高い確率で撃退できる。


シミュレーションゲーム馬鹿一代記!
NATO軍に比べて性能面など劣勢だが運用次第では何とかなると考える。


NATO陸上部隊の戦術

今回、要塞都市ビルと称して大都市死守を連発した。結果、多数の西独師団などが包囲殲滅されてしまったショック!確かに、退却無効な大都市に籠ってA10の防御支援成功で、1:1以下に戦力比を落としいれ攻撃側WP軍に一方的に大損害ドクロを与えることができるという考えもあるが、結局はいずれ全滅させられる可能性が高い。なので、あまりムリせず大都市を放棄して部隊温存に努めた方がいいだろう。あまり土地に固執しないで部隊温存の方がいいと考える。たとえ都市を奪われてもターン後半の反撃で多数の部隊~戦力さえあれば、練度差と航空支援によるコラムシフトで奪回できると考える。



動揺しやすいNATO同盟国軍に注意する。ベルギー、オランダ、デンマークはたった3損失。スペインは4損失で動揺。フランスも12損失で動揺と非常にもろい。なるべく最前線で使用しない方がいい。後方で予備として待機させるのがベターかも。これらの国はF16、Mir2000など高性能航空機が多数あるので動揺により使用できなくなるのが一番キツイ。陸上部隊運用は慎重にしよう。


NATO航空部隊の運用

第1ターンはルール上できないが、第2ターン以降せっせと滑走路破壊爆弾をする。F15E、F111、スペインF18、ベルギーMir5などで実施する。これによりアタマ数の多いWP航空戦力を減少させたい。WP航空機数を減らせば、その分制空権を有利に獲得でき、より効果的な滑走路破壊、対地支援、打撃/阻止任務ができるだろう。

禁止注意点として、動揺しやすいフランス軍の航空機運用に注意したい。WPの迎撃が予想される危険な航空任務には使わない方がいいと考える。


シミュレーションゲーム馬鹿一代記!
全般的に質的優位を持つ。ただし、仏軍などの航空機運用は慎重にしよう。


MVPユニット合格

本リプレイもっとも活躍したMVPはポーランドのSu20。Su17の改良型みたいだが、WPで数少ない貴重なM航続距離で滑走路破壊に活躍した。撃墜されたり整備判定に失敗したりしたなどしたが、復活したりして、多数のNATO軍航空機を破壊。戦果を上げた。


14-16-7、15-15-7米師団について

NATO軍MVPユニットは米師団。ゲーム上最凶部隊。大火力と高練度を誇り、空中機動ゾックを持つ。ブリーフイングブック7ページによると、アメリカ師団は攻撃ヘリ、充実した装備などが含まれるのでこんな戦力値になったみたいだが。過大評価か?アメリカ製ゲームだから?

本リプレイでも何度も、たった1個師団でソ連1級の9個師団を相手に戦うシーンがあった。ゲーム全般に渡って防御のカナメとして、反撃の先鋒部隊と大活躍した。湧き上がるUSAコール!! アメリカ万歳ってか。


ゲームバランス

どちらかというとNATO有利かな?ただし、VP上は微妙なバランスが取られているかもしれない。ただ、WPは精神上かなり重~いプレッシャーがある。これについては何とか今まで書いたような作戦、テクニックを用いてNATO軍を打破してもらいたい。「大惨事世界大戦」にならないように頑張ってもらいたい。


再販について

コマンドマガジンに再販されたらいいね~というニュアンスの記事がありました。できれば再販してもらいたいですね。

再販に際しては

・ルールの不明点の明確化。例示の記載。

・ユニット、マップを現代的に改める。

・航空機は真っ黒塗りつぶしシルエットでなく、上面から見た線画でお願いします。

・NATO師団は例えば米師団なら師団シンボルマークあるといいですね。

・ヘリ部隊は兵科マークでなく線画でもいいように思えます。横から見た線画がいいのではないでしょうか。

・混乱マーカーをもう少しいい感じでデザインがいいでしょうね。


非常にカンタンなルールを用いて現代戦を表現した好作品。参考したであろう「1985年」の戦闘を上手く表していると思います。


とまあ、長々といろいろ書いてセントラルフロントはこれにておしまい。