安倍首相靖国参拝に対する中国共産党の反応など
12月29日テレ朝ニュースは、以下の放送をしている。
>楊潔チ国務委員:「(安倍総理が)誤りを認めなければ、さらに近隣諸国や国際社会からの信頼を失い、歴史の徹底的な敗北者になる」
まあ、これは「お約束」というか「風物誌」みたいなもので、「ハイハイ」と受け流す以外に興味もわかないが、すでに27日時事通信は、
>安倍首相の靖国参拝を受け、中国の団体が予告していた日本大使館(北京)での抗議行動は、開始予定の27日2時(日本時間3時)を過ぎても行われていない
と報じている。
これを受けたネット上の掲示板(まとめサイト)にはその背景・事情について次のような「読み」が載せられた。
①反日デモのつもりで集まっても、厳寒(零下10°C)のなか、PM2.5の最悪の状況で「環境デモ」「中共批判デモ」に変わり、そうなると制御できないと恐れているから
②12月26日に償還できなかった理財商品(高金利のファンド)のデフォルトを避けるためには日本に金を借りる必要があるから
③アメリカやEUや韓国が先に批判してくれたので、安倍首相のオウンゴールと本気で考えたため
どれもそれなりに正しそうだし、29日になって批判したのは③の捕え方をもとに「これでうまく事が運ぶようならやってみよう」的な挙に出たようにも見えなくもない。
②のような経済的な側面に注目すべきと考えているので、産経新聞や新唐人電子台をみると、次の2つが目を引いた。
④香港独立派が軍施設侵入。元旦には返還後初の反中デモ。
⑤広東省から香港につながる秘密道が発見された。
しかし、④については宮崎正弘氏によれば「香港独立よりも海外亡命が主流」だそうで、カナダのバンクーバーは人口の三分の一が香港からの移住組。そして彼らの多くは香港の北の深セン(つちへんに「川」)の急成長に伴い、「香港に舞い戻って金儲けにいそしんでいる」ようだ。
⑤はBBCが報じたようだが、「こんなものはone of themに過ぎない」と新唐人電子台は驚いたふうでさえない。
マネーロンダリングに適したマカオ、香港、そして広東省が中共幹部の財布であり、海外華僑らの送金によって支えられているらしき中国経済は「シャドーバンキング」や「裸官」らの「資産の海外持ち逃げ」で問題視される状況をしのぎ切れるのかが結局のところカギだろう。
宗教心に欠けた中国共産党の靖国参拝批判など、もともと政治的に得になると思っているからやるだけに過ぎまい。
中国経済の足元に危機感を覚えるから、アメリカ、EUなどまで「ふつう道義的常識的にありえない批判」をしているように思われてならない。