100%の安全性を求める神学論争
ずいぶん昔の話だが、原子力船「むつ」のプロジェクトがとん挫したことがあった。放射能漏れが起きたことで、マスコミや住民と称する運動家たちが騒いだ結果だ。開発段階では良くあることで、問題の配管等の設計、材質を替えれば済むことだった。
日本が原子力船を開発すると困る国はなかったか?世界一の造船大国である日本が、原子力船の開発を成功させたら、世界中の造船所は困ったことになる。しかしながら、大量破壊兵器ではないのだから、世界各国は表だって反対することはできない。
世界中の国が問題が発生するのを鵜の目鷹の目で注視しているところに、放射能漏れが発生した。そこで、マスコミや評論家、労組などをたきつけて、原子力船の開発を葬り去ってしまった。
田中角栄総理が、資源エネルギーに乏しい日本を憂えて、石油やウランなどの資源開発と海外経済協力を組み合わせて推進し始めたところ、ロッキード事件の受託収賄罪で世論の反発を受けて失脚してしまった。
当時、石油やウランを抑えていたのは、メジャーをはじめとする米国籍の企業で、彼らの力は大統領選をも支配すると言われていました。
このように、日本の国益に反対する勢力は、日本のマスコミを味方にすれば、目的を達することを学習しました。
最近も、脱原発やオスプレイの配備反対でマスコミが騒いでいます。既にお判りのとおり、これらは中国と韓国の利益に反します。原発プラントの輸出は、中国や韓国が日本のライバルになっています。オスプレイの配備は、尖閣や竹島に影響します。
中韓は、マスコミに原発やオスプレイに反対する材料を提供するだけで、あとは日本人同士で勝手に騒いで潰してくれるので楽なものです。
最近の反対運動には二つの特徴があります。
その一つは、 「100%の安全性」を求めることです。
もう一つは、 「理屈よりも感情」に訴えることです。
どちらも、反対のための反対をする手段です。
皆さんのご家庭に包丁はありますか?もし強盗が入って、その包丁でご家族に危害を加えられる恐れはありませんでしょうか?100%ないと言い切れるでしょうか?それなら、家庭で包丁を使うのをやめましょうという結論にはならないと思います。
この論法でいけば、オスプレイでなくとも、いかなる飛行機や電車、自動車、自転車も使うことはできません。自然界に普通に存在する放射能が怖ければ、外出なんてとんでもないし、家の中でも危険です。
もう一つの理屈よりも感情というのも顕著です。
みのもんたや古舘一郎、関口宏などは論外としても、ゲストやコメンテーターとして登場する大学教授や評論家に専門家がいないことに驚かされます。
昔は、ふだんは出番のない軍事評論家などがここぞとばかり登場して、噛み合わない議論を展開したものですが、最近は法学部教授や何が専門かわからない評論家が100%安全の神学論争を繰り返すので、聞く方も疲れてしまいます。
ご丁寧にも政府は、原発の意見を聞く公聴会で、わざわざ専門家である電力会社の社員を除外するという念の入れようです。その一方で、原発を廃止することによる電気料金の値上げ、電力不足による産業の空洞化、雇用の喪失などについては、マスコミは一切論じません。
国際派日本人の情報ファイルに、「転送歓迎」の記事がありましたので、以下にご紹介いたします。
反原発運動、くたばれGNP、国際連盟脱退(転送歓迎)
JOG Wing 国際派日本人の情報ファイル
http://archive.mag2.com/0000013290/index.html
原発再稼働に反対する運動が盛り上がっている。最近の集会には主催者発表で17万人が参加したそうだ。 主催者の一人の音楽家の坂本龍一氏が「たかが電気の為に国民の安全を犠牲に出来ない」と言う趣旨の発言をしていた。
たかが電気とは恐れ入った発想だが、彼の発言を聞いていると かつて社会党が勢力を持っていた時代に「くたばれGNP」と叫んでマスコミの話題に成った事を思い出す。
この発言から暫くして見事に日本のGNPはくたばり、その結果、景気の低迷、賃金カットやリストラの横行、危機的な財政状況、更には学生の異常な就活など今日の閉塞社会の殆どの原因が生まれた。
原発反対も同じ轍を踏む危険性がある。誰一人原発事故の放射線汚染で死んでも居ないのに異常にヒステリックで感情的な反発は日本人の特徴なのかも知れない。
冷静な議論が出来ず、後先を考えないでその場の気分で反応する。しかも、今回の運動の主体は音楽家や作家と言う、社会の基盤を支える現場を知らない言わば虚業の人間や、自治労などに代表される親方日の丸の組合であり、実際の日本経済がどのような仕組みで動いているか理解していない人間が主体だと言う事にも大きな危惧を覚える。
かつて国際連盟からの脱退を叫んで大集会が開かれた。当時のマスコミの中心であった新聞は時事新報を除いては脱退一色で、何となく現在の脱原発騒動に似ている。
冷静な議論が行われず感情論が優先する。自らの意見以外にはまったく耳を貸さないなど、非常に幼稚な精神状態はまったく変わっていないようだ。欧米のマスコミと日本のマスコミを比べると、日本の余りに単一かつ直線的な発想が目立つ。
欧米でも脱原発勢力は強いが、その前提は如何にして他のエネルギーを確保するかと言う議論とペアーであり、日本のように たかが電気などと言う非常識かつ幼稚な発想が根底にある訳ではない。やはり日本人の精神年齢は12歳のままのようだ。
原子力船「むつ」は懐かしいです。 処女航海のときに放射能漏れが出て
それで廃船になってしまった悲劇の船ですね。 このとき放射能漏れは
今から考えれば微々たるものだったのですが、反対派の意見に押されて
無くなったのは残念です。
このときも、結局は今の原発反対と同じで原子力というものへの潜在的な
恐怖心を煽った感情で動いてしまった結果といえるかもしれません。
坂本龍一氏のように普段はニューヨークにいて、無理しなくても食べていける
ような方が、「原発反対」とか「たかが電気」などと言ってもらいたく無い です。
結局、100%安全神話と感情論を煽った左翼連中が、健全な技術発展すら妨害したのです。恐怖は人々を突き動かすものです。
しかし落ち着いてよく考えればわかること。
拡声器のマスコミの罪は計り知れないけれども、基本的に所詮マスコミは下衆だと押さえておくべきなのです。
危機の節目により一層の冷静さが求められます。
2012年
07月24日
18:01
3: can1961 このコメントを通報する
> 最近の反対運動には二つの特徴があります。
>その一つは、「100%の安全性」を求めることです。
>もう一つは、「理屈よりも感情」に訴えることです。
>どちらも、反対のための反対をする手段です。
全く持って仰るとおりだと思います。
現代社会は異種多様なの精密機械を合体させた高度なハイブリッドマシンのようなものです。歯車を一つ外せば、動かないどころか破壊されることもあります。
坂本龍一がこれほどの馬鹿者とは思いませんでした。Technopolis TOKIOなどと浮かれたところで、彼のテクノロジーに対する理解は浅薄なものですね。まあ、反原発、脱原発を唱える他のミュージシャンも同じようなものですが。
ただ、彼らの影響力はメディアに劣らず大きいです。困ったものです。
TV上で流される意見や議論はいつも問題の本質をはぐらかせたものばかり。
賛成でも反対でも問題の核心を突かない意見や議論はもうたくさんだ。
問題そのものを論じる論客を登場させない日本社会はまさに異常だ。
マルクス教徒ら左翼連中 及び 媚支那・媚朝鮮の連中が、
日本国の軍事力・国力の低下を狙い、
その目的を押し隠してダブルスタンダードで、
「平和運動・反核運動」に力を入れているのは明白です。
我が国の保守系の人々とも同じく、
日本人の愛国心・国防精神を涵養することにも強く働きかけてきた