残酷な歴史の原理 石原慎太郎
今朝の産経一面に掲載された石原慎太郎氏の[日本よ]に目を通された方は多いことと存じます。
その昔、アメリカにもの申すことができない日本の政治家の中で、『NO!といえる日本』という著作を出版したことは有名ですが、今、中国に逆らえる日本の政治家がいない中で、尖閣問題をはじめ、中国に堂々と発言できる正真正銘の保守政治家です。
歴史的に軍事力が世界を支配してきた厳然たる事実と、人権などは既に大国となった国のエゴであり、ダブル・スタンダードであることを解いています。
これは、戦後わが国が受けたリベラル教育では理解しにくいことです。この文章は、保守のバイブルとして、また、日教組教育に毒された日本人の覚醒の書として記憶すべきと存じます。
石原慎太郎 残酷な歴史の原理
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120702/plc12070203350002-n1.htm
歴史を振り返って見ると世の中を変えたのは絶対的な力、端的にいって軍事力だというのがよくわかる。いかなる聖人がいかに高邁な教えを説こうと、それが物事を大きく動かしたという事例はほとんど見当たらない。
功成り名遂げ成熟安定した国家社会では、人権を含めてさまざまな理念が説かれようが、その実現が利得を離れて成就されたなどという事例はあまり見当たらない。
今日世界一の大国と自負するアメリカは実は世界で最も遅く奴隷を解放した国でしかなく、その奴隷たちも極めて最近まで公民権をあたえられることなく過ごしてきた。
歴史的に見てアメリカが人権の保護に関して最も厚い国だなどというのは彼等自身の虚妄であって、例えばスペインが国家として凋落し、その過酷な支配からようやく解放されようとしたフィリッピンをスペインに代わって乗っ取り植民地にしたアメリカは、独立を志す者たちをバターン半島に追いこみ四十万人もの者たちを餓死させて駆逐した。
こうした事例は人間の歴史の中に氾濫していて、いつの時代どこにあっても軍事を背景にした力がことを決めてきたのだ。わずか三丁の鉄砲を手にしてやってきたスペイン人たちによって呆気なく滅ぼされたインカ帝国の人たちが、キリスト教に教化されて本質的な幸福を掴んだかどうかは、いえたことではない。
ヨーロッパに誕生した近代文明はほぼ一方的に世界を席巻し植民地支配を達成したが、その推進は決定的に勝る軍事力によって遂行された。それは古代から変わらぬ歴史の原理であっていかなる高邁な宗教もそれを否定出来まいし、宗教の普遍の背景にも歴然とその力学が働いているのだ。
ということがこの日本という国に関し隣国シナとの関わりでも証明されるかも知れぬということを、今一体どれほどの国民が感じとっていることだろうか。
繰り返していうが、今現在日本ほど地政学的に危険に晒されている国が他にどこにあるだろうか。敗戦のどさくさにロシアに貴重な北方領土を略奪され、北朝鮮には数百人の同胞を拉致して殺され、シナには尖閣諸島を彼等にとって核心的国益と称して堂々と乗っ取られようとしている我々。そしてそれら三国はいずれも核兵器を保有しそれをかざして恫喝してくる。
多くの日本人が一方的に頼りにしているアメリカは、自国へのテロ攻撃に怯えイスラム圏に派兵し不毛な戦で国力を消耗し軍備を縮小しとじこもりかねない。彼等が金科玉条に唱えている人権の保護の実態は、シナの覇権主義によって実質的に消滅したチベットへの姿勢を眺めてもうかがえる。民族の個性もその文化も抹殺されてしまったあの国あの民族を本気で同情しているのは私の知る限り著名な俳優のリチャード・ギアくらいのものだ。
日本とチベットではアメリカにとっての比重が違うという者もいようが、国際関係の中でアメリカにとって最重要なものは所詮自国の利益でしかあり得ない。
この今になって私はかつてフランスの大統領だったポンピドーの回想録のある部分を思い出す。引退後彼が訪問して話した当時のシナの最高指導者毛沢東に、「あなたは水爆などを開発し何をするつもりなのか」と質したら、「場合によったらアメリカと戦争をするかも知れない」と答え、「そんなことをしたら二、三千万の国民が死ぬことになりますぞ」と諭したら、「いや、わが国は人間が多すぎるので丁度いい」と答えられ仰天したという。
それを読んであることを思い出した。アメリカでのヨットレースで親しくなった男がかつての朝鮮戦争で新任の士官として分隊を率いてある丘を守っていた時、深夜異様な気配で思い切って明かりをつけて確かめたらいつの間にか目の前におびただしい敵兵が這いよっていた。そこで機関銃を撃ちまくったが次から次へと切りがない。しまいにはオーバーヒートの機関銃に水をかけて撃ちまくった。
ようやく夜が明けて眺めたら累々たる死体の山。しかし確かめるとどの兵隊もろくな兵器は持たずに手には棍棒だけ、ろくな靴もはいていない。後にわかったが、彼等は台湾に逃げた蒋介石の残した兵隊たちで、人海戦術として前面に駆り出されその背後には中共の正規軍がいたという。
こういう国家の本質をみればアメリカがたたらを踏むのは当然だろうが、そのアメリカを盲信している日本人も危うい話しだ。
今日のシナの指導者たちがどんな感覚で国民を支配しているかはいざとなるまでわからないし、成熟しかけているシナの社会での兵士も含めて、場合によっては駆り出されるだろう若い世代の覚悟というか、有事に際しての反応はうかがいきれない。
この現代に、彼等が場合によったら核の引き金を引くか引かぬかは占いきれまいが、私たちがその圧力に怯えて、彼等が一方的に核心的国家利益と称する日本の国土の島をむざむざ手渡すことは国家の自殺につながりかねない。
そして日本の国家民族としての決意をアメリカが己の利益のために無視するのならば、結果としてアメリカは太平洋の全てを失うことになるのは自明だろう。
尖閣諸島への対応には、実はアメリカにとっても致命的な選択がかかっていることを知るべきに違いない。
国が何もやらないから火中の栗を拾う石原都知事を全力で応援しましょう。
今度、米国の新聞に尖閣問題の意見広告を掲載するそうですね。
勇気ある行動に我々も応援メッセージと募金で影ながら支えるべきと思います。
さすが石原さん、国家感、歴史認識、現状認識、だれが敵なのか、全て判っていらっしゃる。
改めて勉強させて頂きました。
> そして日本の国家民族としての決意をアメリカが己の利益のために無視するのならば、結果としてアメリカは太平洋の全てを失うことになるのは自明だろう。
尖閣諸島への対応には、実はアメリカにとっても致命的な選択がかかっていることを知るべきに違いない。
私は、最終的には八紘一宇で、日本が世界に君臨にないと、平和は訪れないと思っている。
また、今のグローバル通貨でのイカサマ経済社会も、「地域の自立&自律を支える地域通貨」の相互共通決済できる「グ・ローカル」経済社会に移行しなければならない。
今のグローバル金融社会で、イカサマを行って人類全体を奴隷化している国際金融シンジケート(ロスチャイルド帝国)こそ、最大の敵だと考えている。
しかし、これは、確実に潰せる。いや、潰さなければ大隈重信候の遺志である“一人の不幸者もださない社会”は実現できない。
国の力が今こそ必要な時と思いますね。
総合的な力が必要です。
まともなことを言う政治家が石原氏しかいない現状が不安です
御高齢ですし、石原氏がいなくなってしまったら
誰が、このようなことを堂々と発言できるのでしょうか
石原氏は戦前戦中戦後を全て御自分の目で見てこられた
だからマスゴミがいくらねつ造しようと
本当のことを堂々と発言できる
言わば生き証人です
戦後育ちの根性無しばかりになってしまったら
日本は一体どうなってしまうのか
石原氏は日本にとって最後の砦となってしまった
石原慎太郎さんの発言は時に偏りがあるように言われますが、それこそ現実であると思います。
日本人は現実から目をそらしすぎる。
これからは、目をそらさず現実としっかり向き合うことが全ての日本人に求められていると感じます。