【拡散希望】花王不買運動の成果が決算に!
ファンドマネージャー佐々木洋氏のメルマガ
花王は増収増益を謳っているが、キャッシュフローが激減しており、
決算書の数字は作り物だそうです。
以下転載
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10秒で読む日経!視点が変わると仕事と投資のネタになる
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佐々木の視点・考え方
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気になったのが、「花王」という事例を使って説明していたから。
しかも、花王は良い会社だといいたげな記事だった。
花王のようなトイレタリービジネスは地味ながら継続的に儲かる事業だ。
ライバルのP&Gは、56年間に渡って配当を増額するほどだ。
花王も大した投資が無くても儲かる体質であることは間違いない。
本業で稼いだ金で、設備投資をすべて賄い、余ったお金を配当や自社株
買いに回してお釣りがくるほどだ。
こうした素晴らしい収益体質の会社は極めて希で、多くはこうならない。
ただ、2012年3月期の花王のキャッシュフロー表は、意外な内容だった
のに記事では指摘していなかった。
http://www.kao.com/jp/corp_ir/imgs/results_fy2011_part03.pdf
損益は売上げで2.5%増で、純利益は12.2%増と増収増益で地味に好調。
販促費が低く抑えられたことで、利益を稼いだと会社は語る。
http://www.kao.com/jp/corp_ir/imgs/presentations_fy2011_02.pdf
しかし、本業の儲けを示す営業キャッシュフローは262億円減って1250億円。
売上金の回収不足と在庫増で414億円も現金の入りが減ったためだ。
2010年度が2033億円だったから、2年で783億円も減ったことになる。
この期間は景気回復時期ゆえに、ここまで本業の儲けが減るのは不自然。
損益計算書上は2010年度も増収増益だった。
この2年間の特徴は、国内ではスーパーの安売りが進み、同社商品の販売価格
は減少している一方で、原油高によって製造コストは増えている。
つまり、減収減益でもおかしくなかった2年間なのだ。
加えて、同社には不買運動が起きていた。
http://okusama.jpn.org/kao/wiki/wiki.cgi
この結果が、営業キャッシュフローが783億円も減った理由だ。
損益計算書は、決算操作によっていくらでも変更できる。
しかし、現金でみた利益は操作することはできない。だから、キャッシュフロー
を見る必要がある。
花王には、現金面で見れば明らかに異変が起きている。
だからこそ、現金の社外流出となる配当支払い額が減っているし、自社株買い
も殆どできなかったのだ。
同じキャッシュフローを見て、日経と私では真逆の意見となった。
花王のライバルのP&Gに長く務め、持ち株会に最大投資していた方は、
引退後も悠々自適の生活です。
何故なら、年金以外に1千万円近い現金配当を毎年受け取ることができる
からです。
しかも、その金額は毎年増額されています。
そのからくりは、P&Gのキャッシュフローを丹念に読み解けば分かります。