「維新八策」に揺れる永田町 切り捨ても出来ず…「踏み絵戦略だ」
2012.2.17 00:36
維新の風に永田町が翻弄されている。大阪市の橋下徹市長率いる「大阪維新の会」の次期衆院選マニフェスト(政権公約)となる「維新版・船中八策」。その骨子には、「首相公選制の導入」「参院の廃止」など刺激的な政策が並ぶ。民主、自民などの既成政党からすれば「地域政党の戯(ざ)れ言」と切り捨てたいところだが、そうも言っていられない哀しい現実がある。
注目の人は16日、東京にいた。総務省で開かれた大都市制度のあり方を議論する政府の地方制度調査会に出席した橋下氏。持論である「大阪都」構想について熱弁を振るった後、船中八策に関し、記者団にこう述べた。
「国会議員からは完全にひかれてますね。国会議員は完全に嫌がっています。でも、国会議員がどう国民の感覚を捉えるか、政治感覚が試されんじゃないでしょうか」
試されると言われた国会議員のほうは、何とも歯切れが悪かった。
自民党の谷垣禎一総裁は16日の記者会見で、船中八策について問われると、「軽々に批判だけしてもいけない。論評は差し控えたい…」。
谷垣氏の優柔不断は今に始まったことではないが、こと維新の話となると、自民党全体も煮え切らない。
党の「大都市問題に関する検討プロジェクトチーム(PT)」座長を務める菅義偉元総務相は「国民が抱える政治へのさまざまな不満を解決しようという意欲の表れだ」と維新の政策を高く評価。一方、石原伸晃幹事長は「言うのは簡単だ」と批判し、脇雅史参院国対委員長も「論評に値しない」と切り捨てる。まさに賛否両論だ。
民主党の反応も複雑だ。輿(こし)石(いし)東(あずま)幹事長が参院廃止の主張に「二院制は必要だ」と反論すれば、前原誠司政調会長は「われわれの考え方と共通する面もある」と歓迎するなど、維新への評価は定まっていない。
船中八策には道州制導入や参院廃止など憲法改正を必要とする政策が含まれ、一朝一夕で実現できるものではない。国政に携わる政党が無責任に賛同できる代物ではないし、「あえて“高めの球”を投じて、こちらに踏み絵を踏ませる戦略だ」(民主党幹部)ということも重々分かっている。
しかし、真正面から批判できない理由もある。次期衆院選での生き残りを考えれば、今や全国的な広がりを見せる維新の会に対する世論の期待を無視するわけにはいかない。
昨年11月の「大阪ダブル選」以前から維新の会との連携に意欲をみせてきたみんなの党はそもそも、消費税増税に反対だ。一方、船中八策は消費税増税を掲げている。にもかかわらず、渡辺喜美代表は「政策がうりふたつだ」と強弁する。
国民新党は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加に反対だが、亀井静香代表は「橋下氏がどう考えているかよく分からんのに、コメントできない」とけむに巻く。
橋下氏は16日、「大阪維新の会で国政進出のメンバーの準備だけはしておきますが、基本は国会でやっていただければそれで十分」と述べた。裏を返せば、自分たちの政策実現に協力しなければ、次期衆院選で刺客(しかく)を放つということだ。
ある自民党幹部は「連携できれば御の字だが、維新の会との対決を避けられるだけでいい」と本音を漏らす。維新の会という黒船の来襲に立ち往生する既成政党の姿が、そこにはある。
2009年の民主党フィーバーの次は今年の大阪維新フィーバー。橋下氏にへつらう、何の信念も気概もない、奴隷の様な政治家先生達。情けない限りです・・・
決定もしてないことにコメントすることが「優柔不断ではない」ということなのか?憶測でものを言う方が無責任だろ!マスコミは責任とらなくていいから楽な仕事だな⇨「維新八策」谷垣氏の優柔不断は今に始まったことではないが…」
橋本都知事稀代のぺてん師か扇動家か
麻生さんは斬り捨てましたがねw
自民党側を先行して個人例を上げて事細かく10行、なのに民主党は十羽一絡げで6行…この記事の構成、どっちが「政権与党」だか分からん?最近のメディア、こんなんばっかり…
谷垣はすでに「優柔不断」が枕詞になっているのだな。早く替えないと英労働党のように下野後ブレアに託すまで17年くらいすぐ経つぞ。
100点満点の政策・政治などあり得ないので、7割位で良しとせねばならない。しかしどこまで維新が国政に出られるかは、市長の仕事次第でしょうね。
否定するなら否定したほうが世論はついてくる。ちゃんと根拠と対案を用意する必要があるけど。まぁ、今の政治家にそれができりゃあこんな現状になってないわな・・・
政治の既得権にメスをいれているんだから当然だろう。ネットがリアルを駆逐するみたいに、既得権者はその仕組み自身に縛られる。成功したビジネスモデルを捨てきれないように。
「船中八策」と称しているものの正体は、既にどこかに出て来た話を総花的に並べたに過ぎない。自己アピールの為に、どことも一致せず一致するようにしてある