福島県郡山、喜多方、相馬市の農家で、放射性セシウムを含む稲わらが肉牛に与えられ、計84頭が出荷された問題で、神戸市は19日、新たに東灘区内にある伊藤ハムの工場が、埼玉県内の食肉卸売会社から14・5キロを仕入れていた、と発表した。同工場では6月中旬にローストービーフ1208点を製造。このうち20点に汚染可能性のある牛肉が使われ、中元ギフト商品として大手スーパー「イオン」に販売されていたという。
商品は7月上旬にすべて発送されており、販売元のイオンが届け先に連絡を取り、希望者には代替商品を送るなどの対応を取っている。
また、名古屋市の食肉卸売業者を通じ、神戸市内の食肉販売店5店に流通していた計97・5キロ分は、同市の調査の結果、4月26日~5月21日にすべて販売されていたことが判明した。
一方、兵庫県は同日、福島県浅川町から出荷された42頭分と、同郡山市などから出荷された84頭分の一部の牛肉を、加古川、篠山市の食肉販売店がそれぞれ20・1キロ、22・4キロ購入していたと発表。伊丹市の食肉卸業者が、大阪市の食肉販売店に19・3キロを販 売していたことも分かったが、汚染可能性が発覚した後、返品され保管している。