下 馬評で1番人気に支持されたアドマイヤムーン(牡4、栗東・松田博)が直線で鋭く抜け出し、悲願のG1制覇を世界の大舞台で飾った。武豊騎手(38)は海外G1の7勝目をマーク。松田博資師、近藤利一オーナーは、04年アドマイヤドン(ドバイワールドC=8着)の無念を晴らした。
2走前の香港Cでプライドに鼻差まで迫った力を存分に発揮した。道中は中団の外めでじっくりと脚をためた。折り合いもついて、手応えも抜群だった。最終コーナーを回って、先に抜け出したメジャーを追いかけるように追い出した。並ぶ間もなく先頭に立つと、あとは栄光のゴールへ突き進んだ。
今後は日本には帰らず、直接香港に入って29日のクイーンエリザベス2世C(G1、芝2000メートル、シャティン)に向かう予定。武は「世界のどこへでも連れていけるトップホース。夢が広がった」と目を輝かせる。ついに頂点に立った名コンビが世界の競馬を熱くする