鹿児島県鹿児島市の宇宿商店街は、JR 宇宿駅前に広がる商店街である。
同商店街は、来街者の特徴やニーズをアンケートや聞き取りにより的確に把握し、地域に密着した取組を行っている。
例えば、子育て相談や高齢者が集えるコミュニティ施設の設置や、携帯電話を活用した見守り事業や商店街情報の発信、各種イベントを通じた住民登録活動・来街者増加のための活動等を実施している。
また、同商店街では、商店街の地域貢献をPR するため「商店街消灯実験」を企画・実施した。
商店街の街路灯の明かりが街を活気付け、市民が楽しく買い物ができる環境づくりや安心安全なまちづくりに貢献していることが改めて認識され、地域住民から「街の明かりを保っていたのは商店街であり、商店街の明かりがないと、街の雰囲気が寂しくなる。」、「今までは、商店街の存在を当たり前だと思っていたが、改めてその大切さを感じた。」といった声が寄せられた。
同商店街は、売れる店を並べるだけでなく、地域との密着度を高め、地域住民に愛してもらうことを目指している。
また、地域住民の生活必需品を供給するほか、地域の伝統を育むことを役割として掲げており、地域住民の歴史と思い出が詰まっている場所として商店街を発展させていく考えである。
~寸評~
弱者の常套戦略として、「持続的競争優位=小規模企業特性×見えざるノウハウ」の式で表すことができる。
本事例は、地域になくてはならない商店街を目指して、各々の事業者が一つの共同体となって取り組みを行い、結果、共創優位を醸し出している。
商店街、すなわち小規模事業者の活路は、真空地帯への対応力や密着力が必須であるが、当然ながら顧客の意見を真摯に傾聴する姿勢と、意見を吸い上げる仕組みが最重要となる。
※今回をもって暫くの間、休養を取らせて頂きますが、更にパワーアップして復活したいと思います。

