なぜ人は嫌な過去を繰り返し考えてしまうのか? | Tu・Na・Gu☘

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今、生きるのが辛いあなたへ

このブログがあなたの明日へ繋がりますように

 

 
 
私がこれから開講する、夫婦関係の改善のための講座の内容を一部、
 
公開します。
 
ここにいる皆にも、とっても、役に立つ内容だと思うので😊💕
 

なぜ人は嫌な過去を繰り返し考えてしまうのか?

― 脳科学 × ユング心理学 ―


1. 人が「嫌なことだけ強く覚えてしまう」脳の仕組み

私たちの脳は、快よりも“不快”を優先して記憶するようになっています。
これは太古から続く「生き残るための仕組み」。

  • 危険を覚えている → 自分を守れる

  • 嫌だった記憶を何度も思い出す → 同じ危険を避けられる

つまり、嫌な出来事の反芻(繰り返し思い出す)は、脳の防衛反応なのです。


2. RAS(ラス)機能が“危険の証拠”を探し続ける

過去の痛みが残っているほど、脳のアンテナである RAS が動き、

  • 表情

  • 声のトーン

  • ちょっとした言い方

  • LINEの返信速度

すべてを「否定されるかどうか」の証拠探しに使うようになります。

その結果、

  • 旦那の些細な言葉が攻撃に聞こえる

  • 表情が冷たく感じる

  • 悪いところばかり目に入る

…という状態に。

これは、あなたが悪いのではなく 脳が必死に守ろうとしているだけ です。


3. ユング心理学:親からの否定と「意味づけ」の仕組み

子どもにとって親は“世界そのもの”。
だから親に否定されると、

  • 私が悪い

  • 私には価値がない

  • 私は愛されない

自分のせいにするように意味づけ します。

なぜなら、

✔「親を否定する」ことは生存リスクだから
→ 自分を責めたほうが安全だと、心が判断する。

この“自分を責めるクセ”が、大人になっても残り続けます。


4. 否定された部分は“シャドウ(影)”になる

親に否定された部分は…

  • 胸にしまう

  • 見ないふりをする

  • 存在しないことにする

こうしてシャドウ(影)になり、後にパートナーを通して現れます。

  • 自分の弱さ → 相手の弱さにイライラ

  • 自分の怒り → 相手が怒っているように見える

  • 自分の価値の欠如 → 相手に否定されている気がする

つまり、
自分が否定した自分自身を、相手に見ているだけ なのです。


5. だから人は、嫌な過去を繰り返し思い出す

【脳の理由】
□ 生存本能で「不快」を優先的に記憶する
□ RASが“危険の証拠”を探し続ける
□ 反芻回路が学習されクセになる

【心の理由(ユング)】
□ 親の否定が「私は価値がない」を作る
□ 否定された部分がシャドウ化
□ パートナーの言動がシャドウを刺激
□ 過去の意味づけのまま反応してしまう


6. 大切なのは、問題が“相手ではない”ということ

嫌な記憶に苦しむのは、

  • あなたの脳があなたを守っているから

  • 子ども時代の意味づけが残っているだけ

  • 相手が悪いのではなく、過去の傷が反応しているだけ

だからこそ、
自分も相手も責める必要はないのです。

ここが理解できると、
初めて“癒し・理解・対話”が始まります。


7. 講座で目指すゴール

この講座では、

  • 過去の意味づけを書き換える

  • RASを「良いところ探し」へ転換する

  • シャドウを統合して“反応しない心”を育てる

  • 夫婦関係を良い方向へ導く地図をつくる

ここまで徹底的に行います。

脳も心も仕組みで動いている。
仕組みを理解すれば、誰でも変われます。

 

 

いかがでしょうか?

 

人は心の仕組みが分かった時点でメタ認知が完成します。

なので、この仕組みを知った=嫌な記憶の反芻思考から

距離を取れる!ことが、確定なのです😊