一通り贈る言葉を述べた後、
俺は獅子唐に
「何か一言お願いします。」
と振った。
獅子唐は席から立ちもせず、
皆に向かって話し始めた。
「えー、この事業所に来て、かれこれ10年ちょっと経ちました。
まだ、皆さんが働いている棟が出来る前から、私はこの事業所にいました。
その分ここには思い入れも強く、寂しい気持ちもあります。
何よりも、もっと皆さんとコミュニケーションを取り、
もっともっと仕事を教えて
あげれば良かったなと思っています。
最近は慣れない仕事をやらされ、少し戸惑うこともあり、
迷惑をかけた部分もあるかも知れません。
でも、優しく教えてくれた方には、本当にありがとうございました。
次の事業所は同じ敷地内ですし、また会う事もあると思いますので、
その時はよろしくお願いします。ありがとうございました。」
はぁぁぁぁぁぁぁぁ??
なんでしょう、このモヤモヤな感じwwww
オメーは、仕事教えるどころか、新人に教わってたじゃねーか!!
そして優しく教えなかった俺には感謝の気持ちなしってか(笑)
最後まで腹立たしい。
でも明日でこの腹立たしさもお終いだと思えば、
このようなムカつく言葉も流すことが出来る。
思い直して
獅子唐にプレゼントを渡した。
山登りが趣味と言う獅子唐に
山登り用の靴下、簡易マット、衝撃に強い、高めな水筒等を贈った。
獅子唐はプレゼントを開けるなり、
「これ、何処で買いました?」
「これ、いくらですか?」
などと言い出した。
ええええええええええ?
店はともかく、値段聞いちゃってるしwww
つづく。