報告書を書く段階になって、
獅子唐の“出来ないマジック”
にかかってしまった俺。
まんまと
「成長しています。」的な報告書を書き上げてしまった。
報告書を読み直して、獅子唐の良いところしか書いていないことに気付く。
そもそも、この報告書は、獅子唐の社員としての適正を
見極める為の参考にする報告書である。
こんなんでいいのか?
俺は自問自答したwww
獅子唐の成長は他の社員に比べ、明らかに遅い。
注意されたところを直せない、同じことを何度も聞く、
仕事は若干丁寧にはなったが、今年入社の新入社員よりも遅い。
そして一番問題なのは、
入社20年以上で、実は「業務主任」と言う役職がある、
ベテラン社員の獅子唐が、新人に仕事を教わっている現状だ。
冷静に考えたら、“成長してます”など死んでも言えない状態じゃねーか!ww
俺は今回も、なんだかんだで気付けば獅子唐を守り、
甘やかしてしまいそうになっていた。
ちゃんと、感情を抜きにして社員としての力量を見るべきだ。
俺は出来ないマジックを振り払った。
そして俺は、一度書き上げた報告書をシュレッダーにかけ、
新たに報告書を書き始めたのである。
「------同じミスを繰り返す、指示されたことを的確にこなせないことも多い。
入社3ヶ月の新人以下の働きである。経験年数とポジションに見合った働きは出来ていない-----」
言いすぎ?
いや、
これが実際の獅子唐だ!
書きながら、この思いが常に攻めぎ合っていた。
しかし、俺は書き上げてしまった。
フォローがひとつもない報告書を。。。
それを小山部長に渡す日。
やはり書きすぎたかなぁ。などと思い、
小山部長に
「キツく書きすぎた箇所がありましたら、
手直ししますので、読んでみてください。」
と言った。
この期に及んでまだ心配しているチキン野郎の俺www
小山部長は一通り報告書に目を通した後、
「いいんじゃない?これ、持って帰って社長に読んでもらうから。」
と言い、本社へと帰って行った。
どうしよう。。。
これが原因でクビになっちゃったらどうしよう…。
多分、恐らく俺は悪いことをしていないのだが、
スゲー罪悪感に苛まれた。
つづく。