姉さん、事件です!!完 | レジェンド・オブ・アホ社員観察ブログ

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うちの職場のダメ社員紹介します。
きっとあなたの会社のダメ社員とは
ダメのレベルが違います☆

結局獅子唐からの謝罪と反省の言葉は一切無かった。


俺は何の為に懸命になっていたのかわからなくなっていたが、

一応、本社の小山部長にオーナー様との話し合いの結果を報告した。




報告をして数時間後、小山部長が事務室に現れた。


獅子唐の今後についての話し合いをする為だった。



小山部長は、

「獅子唐はもうダメだろ。辞めさせるか?お前はどうしたいんだ?

俺は一番獅子唐の近くにいる、お前の判断で、獅子唐の処分を決めようと思う。」


単刀直入に言ってきた。





俺はこのまま獅子唐が居なくなったら、

俺への被害も、オーナーへの被害も少なくなるし、


毎日イライラすることも無く、

毎日無駄な注意や説教をする手間も省けるし、

絶対に会社にとっても、良いことなのだと思った。






しかし、これが俺の悪いところでもあるのだが、



俺は、獅子唐へ情が移ってしまっているのである




居なくなればいいと思う反面、

俺の決断で50歳のおっさんの人生を変えてしまうことに

ためらいがあるのだ。



一言で表現するのであれば、

「獅子唐が可哀想。

と言う気持ちだった。




消えてくれないかなぁとか、死んでくれないかなぁなどと

あれほど毎日思っていたくせに、いざ獅子唐をクビにするかと問われると、

「それは……」と言いよどんでしまう。




どちらが獅子唐にとって良いことなのか。



獅子唐の性格からして、新しい仕事は見つけられないだろうし、

このことが原因でうつが悪化して自殺でもしてしまったら…。



などと色々なことを考えてしまうのだ。




「うーん…」と唸った切り、俺は考え込んでしまった。




しばらくの沈黙の後、小山部長は

「どうする?」と再び聞いてきた。





俺は今の正直な気持ちを小山部長に伝えた。



獅子唐さんは、仕事も出来ないし、話も聞けないし、自分勝手な行動も取るし、

迷惑もかけるし、使えないし、きっと今後、それが直るとも思いません。

会社にとってはお荷物な社員だと思います。それは私が一番わかっているのですが、


私は数年間彼と一緒に仕事をしていくうちに、情が移ってしまっています。

ですから、私には正しい判断は出来ません。

そもそも、そのような判断は私の仕事ではないと思いますし、

小山部長の判断にお任せするとしか言えません。」



獅子唐をクビにするチャンスを無駄にしたのである。




小山部長は

わかった。じゃぁ、獅子唐はオーナー側との契約が終了するまで、

このままお前の下で働かせるけど、それでいいな?」

と言った。





俺は、

それが会社の判断であるならば、私からは何も言う事はありません。」



そして、獅子唐はクビを免れ、このまま俺の事業所で働くことになったのである。




俺は自分の判断で、獅子唐がクビにならなかったことに少しホッとしていた。



これからは無駄だと思っても、彼を更生させる様、努力しよう!

彼が出来ないことは仕方のない事と割り切って、

出来ない彼をどのようにフォローし、上手く使うかを考えよう。


それが俺の今の仕事なのだから!

と心に強く誓ったのだった。





その日の夕方、

オーナーとの約束で、獅子唐は15:00には上のフロアにあるオーナーの元へ行き、

仕事を請け負う予定になっていた。


しかし16:00過ぎに、俺の仕事場が入っているフロアを

プラプラと歩いている獅子唐の姿を見かけた。




俺は獅子唐に声を掛け、


獅子唐さん、今日約束していたオーナー様のところの仕事はもう終わったのですか?」

と聞いた。




いえ、まだです。でも今日はこちらの仕事を優先します。」



はぁぁ?



ん?オーナー様からの許可は得てるんですよね?」



いえ、自分の判断です。」





テメーーーー( ̄へ  ̄ 凸







俺は獅子唐をクビにするチャンスを逃したことを、

数時間後に早くも後悔することになったのである。





まぁ…自業自得か。




気付いたら110錠あった胃薬がこんなに減ってたって言うwww

胃薬の数だけ俺は強くなるぜぇ!


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おわり。