オーナー様からの返事があり、
翌日の朝、話し合いの場を持つことになった。
この時点で胃薬投入www
そして話し合いの当日、
オーナー様を事務所に通し、向かい合って座った。
「あの、今回の件ですが、私どものデータを流出させた目的はなんでしょうか。」
いきなり核心をつく問いかけだった。
「はい、まず順を追ってお話させて頂きます。」
そう言って、今回の流出までの経緯を説明した。
時折相槌を打ちながら、オーナー様は真剣に俺の話を聞いてくれている。
そして、途中から
「ははぁ、なるほど」
など妙に納得するような言葉も発せられるようになった。
全てのことを話し終わると、
オーナーさんは、
「やはり、そんなことではないかと思いました。」
と言った。
どうやら、オーナー側の仕事をしている
獅子唐について、オーナー様も思うところがあったようだ。
堰を切ったように話し始めた。
「今まで私どもも、仕事を全面的に任せておりまして、
正直、獅子唐さんと仕事の絡みがあまり無かったのですが、
契約形態の変わった4月から、私は獅子唐さんと一緒になることが多くなり、
彼からの報・連・相が全く無いことについて、大変気になっておりました。」
俺と全く同じ思いをオーナー側も感じていたのである。
「仕事内容についても彼独自のやり方を変えようとはしてくれませんし、
何度注意をさせて頂いても、なかなか直さないようなところもありました。」
俺はオーナーさんが不満を述べる度に、
ただひたすら頭を下げるしかなかった。
「申し訳ありません。」
と俺が言う度に、
「いえいえ、私はまーくんさんを責めてる訳ではありません。」
と言っていた。
そして最後に、
「これはまーくんさんが指導してどうこなるものでは無いのではないかと思います。」
と言ってくれた。
おおお、わかってらっしゃる(T ^ T)
俺も全ての経緯を説明し、オーナー側も獅子唐について気になることを話終えた後、
結局、俺も、オーナー側も獅子唐について
同じことを思っていたのである。
最後の方は軽く意気投合していたwwww
しかし、相手はお客様。
俺は、自分の監督不行き届きだったことを認め、
獅子唐を確実に指導し、今後、同じ事が起こらない様、最善を尽くしますと約束した。
流出したデータについては既に全て削除済みであることを伝え、
改めて、獅子唐が流出させてしまったことについて、
「ただただ、申し訳ありません」と言う言葉しかありません。
とお伝えした。
この日、俺は一生分の謝罪をした気がする(笑)
「データを削除してくれれば、こちらは特に問題にはしません。」
俺の謝罪が功を奏したのか、はたまた、獅子唐について同じ思いを共有出来たからなのか、
オーナー側はそう言って引き下がってくれた。
はぁぁぁ。
つづく。