今回、紹介するお寺は奈良県橿原市にある「久米寺」です。本尊は眼病に霊験あらたかな「薬師如来像」で、「久米仙人」のちょっとおかしな逸話が残るお寺です。
「霊禅山(れいぜんざん) 久米寺」。創建は不明。開基は「来目皇子(くめのおうじ)」。または「久米仙人」。宗派は「真言宗御室派」。本尊は「薬師如来像」。
「久米寺」の創建や開基の詳細は詳しく分かっていないようで、寺伝ではこの地に住んでいた久米部氏の小さな氏寺を、「推古天皇」の勅願で「聖徳太子」の弟「来目皇子」が七堂伽藍の寺院に建立したと伝え、史記などでは「久米仙人」が建立したとも伝えています。
境内にある大塔礎石から、7世紀後半には存在していたことが分かっているようです。
807年に「弘法大師空海」が「久米寺」の宝塔内にて「大日経」を感得し、「真言宗」を開くきっかけを得たと伝えられています。(このことで久米寺は真言宗発祥の地と言われています。)
現在の「久米寺」の寺観ですが、江戸時代に建立された堂宇がほとんどのようです。
「久米寺」の交通アクセスは電車だと、近鉄南大阪線の橿原神宮前駅から徒歩10分程度の場所にあり、車では「山門」の横が駐車場のスペースとなっています。
「久米寺」の境内への入口は南側にある「山門」の他に、近鉄電車が通る北門からと西門から入ることが出来ます。
「山門」には「仁王像」が安置されています。
「山門」の右手は「本坊」があります。
「山門」を抜けると左手に「大塔礎石」があります。
「大塔礎石」は7世紀後半のもので、「久米寺」が既に存在していた物的証拠となっています。
「大塔礎石」の後方に「多宝塔」があります。
「多宝塔」は1659年、京都の「仁和寺」より移築したもので重要文化財に指定されています。
「多宝塔」から北側に進むと「本堂」があります。
「本堂」は1663年に建立されたものです。
「本堂」には本尊として「薬師如来像」を祀り、「久米仙人」が刻み自分の歯と顎ひげを付けたと言われる「久米仙人像」など安置されています。
本尊の「薬師如来像」が眼病平癒の霊験があると言われているのは、開基と言われている「聖徳太子」の弟「来目皇子」が、「薬師如来像」に祈願して眼病が平癒したからだそうです。
また「来目皇子」という名称は、「薬師如来像」の霊験に感謝し名付けたとも言われています。
「本堂」の左手前に、もう1人の開基と言われている「久米仙人像」があります。
「久米仙人」は飛行術の神通力で、空を自由に飛べたと言われている伝説の人物です。
ある日、「久米仙人」が飛行術で空を飛んでいると、川で洗濯している美しい女性を発見し、その美しい女性のふくらはぎに見惚れてしまい神通力を失って墜落したそうです。
神通力を失った「久米仙人」は、この美しい女性と結婚したと言われ、このことで「久米寺」は良縁祈願のお寺としても知られています。
「久米仙人」は「聖武天皇」が「東大寺」の「大仏殿」を建立する際に、遠く離れた場所にある資材を神通力を使って「大仏殿」の側まで飛ばし、「大仏殿」建立の時間短縮を成し遂げ、「聖武天皇」から免田を与えられて「久米寺」を建立したと伝えられています。
カワラケに願いを書いて久米仙人に祈り、カワラケを割るようです。
境内にはその他に「大師堂」、「地蔵堂(納骨堂)」、「観音堂」、「阿弥陀堂」、「鐘楼」、「金刀比羅宮」、「三寶荒神」などあります。
境内には様々な石仏などがあります。
「久米寺」はあじさいの寺としても知られ、あじさいの咲く時期に「あじさい祭」が開催されるようです。
最後に「久米寺」は今年1発目の寺院巡りでしたが、今年の1発目でネコちゃんに出会いました。また、今年もたくさん出会いそうな予感がします。
いつもと容姿が違うネコちゃん。意外と慣れてたんで飼い猫かな。














































