「法輪寺」の次に訪れたのが斑鳩への旅、最終の「法起寺(ほうきじ)」です。斑鳩三塔の1つで、飛鳥時代に建立された日本最古の「三重塔」が現存するお寺です。
「岡本山 法起寺」。創建は638年。開基は「山背大兄王(やましろのおおえのおう)」。宗派は「聖徳宗」。本尊は「十一面観世音菩薩像」。
「法起寺」は622年2月22日、「聖徳太子」の薨去の際に息子「山背大兄王」へ、「聖徳太子」が606年に「法華経」の講説をした「岡本宮」を寺として改めるように遺言として伝えたことが始まりとされています。
その後、638年に「福亮僧正」が「聖徳太子」のために「弥勒菩薩像」を祀る「金堂」を建立し、685年には「恵施僧正」が宝塔の建立を発願し、706年に完成して伽藍が整えられたと伝えられています。
「法起寺」の伽藍は「中門」から「講堂」へ廻廊が繋がり、西に「金堂」、東に「三重塔」と「法隆寺」とは逆の配置となっていたようです。
奈良時代には大変栄えたようですが、その後は衰退の一途を辿り、江戸時代初期には「三重塔」のみ残すまで荒廃し、現在の「法起寺」は創建当初の「三重塔」と、江戸時代から現在までに復興した僅かな堂宇を残す寺観となっています。
「法起寺」はユネスコから「法隆寺地域の仏教建造物」の一部として、世界遺産に登録されています。
「法起寺」は「法輪寺」から東方向にあり、徒歩で約10分歩いた場所にあります。
「法起寺」の門は「南大門」、「西門」とありますが、正門の「南大門」から入山することは出来ないようで、「西門」から境内へ入山することとなります。
酒、肉、五辛の持ち込み禁止の石碑。ずいぶん見るようになったな。
境内には「三重塔」、「講堂」、「聖天堂」、「収蔵庫」、「庫裏」の僅かな堂宇が建っています。
「三重塔」は大幅な修理が行われていますが、飛鳥時代の706年頃に建立された日本最古の「三重塔」で国宝に指定されていています。
「講堂」は1694年に再建されたものです。「法起寺」の現在の「本堂」のようです。
「聖天堂」は1863年に建立されたもので、本尊として「観喜天像」を祀っているようです。
「収蔵庫」は1982年に建立された新しい建築物で、重要文化財に指定されている本尊「十一面観世音菩薩像」を含む「法起寺」の寺宝を保管しています。
最後に「法起寺」の周辺は地元の人がコスモス畑を作っていて、10月中旬(まさに今です)に満開を迎えて、「三重塔」が建つ「法起寺」を背景にコスモスを写真に撮る方が多いようです。ちなみに「法起寺」周辺のコスモス畑は、過去にネスカフェのCMで撮影場とされたそうです。
今回で斑鳩への旅は終了です。ちょっと寺院巡りが最近、出来ていませんが、次回は比叡山への旅としてブログを書く予定です。











