以前、毎日放送の「ちちんぷいぷい」の中の、「そんなん初めて知りました」というコーナーで京都の鰻の老舗、「七條鮒定」の「おうなりさん」なる変わった食べ物を紹介していました。
どうやらネット販売で注文できるということで、注文して食べてみました。
商品は作られてすぐに冷凍されているようで、冷凍商品として発送するようだ。
冷凍で保存さえすれば決められた長い期間、保存できるようです。
解凍は決められた時間を、電子レンジで解凍するだけです。
今回は「おうなりさん」と「うなおこわ」なる結構、評判が良い食べ物のセットを注文しました。
「おうなりさん」は「おいなりさん」に、鰻をトッピングした形のようです。
おいなりさんに鰻の蒲焼をトッピングしているようだけど・・・。
鰻の蒲焼が乗っている上部は、包んでいる油揚げはない状態です。
通常、「おいなりさん」は底の部分が油揚げの包み口になっていて開いていますが、この「おうなりさん」は逆ですね。
短い油揚げで包んで、鰻の蒲焼で蓋をしている感じですね。
鰻の蒲焼は落ちないように、海苔で巻いています。
油揚げの中のご飯は「おいなりさん」独特の酢飯ではなく、鰻のタレで味付けしたおこわとなっています。おこわには山椒の粒が入ってました。
おこわの他に細かく刻んだ玉子と紅生姜、そしてさやえんどうが入っています。
玉子と紅生姜は油揚げのみだとシンプルなんで、「おいなりさん」の具として入れているんでしょうね。さやえんどうは彩を飾るものでしょうか。
鰻の蒲焼と鰻のタレで味付けされたおこわと山椒、油揚げ、甘い玉子に酸っぱい紅生姜、そして巻いている海苔と様々な味が堪能できて、今までほんまに食べたことのない食べ物で美味しかったです。
一方、「うなおこわ」ですが、白焼と蒲焼の2種類あります。
大きさは凄く小ぶりで一口サイズですね。
おこわは「おうなりさん」より、もっちり感があります。
タレを付けずに焼く。臭みも一切なく鰻の美味しさがダイレクトに味わえる。
おこわ。一口サイズ。かなりもっちりしている。こちらも味付けされている。
どちらかと言えば、やはりいつも食べ慣れている蒲焼の方が美味しく味わえます。
鰻の蒲焼に使っているタレも美味しくて、おこわじゃなく鰻の蒲焼自体を食べてみたいですね。
近年、シラスウナギが不漁でウナギ自体の値段が高騰して、高価な食べ物になりつつありますが、夏はやっぱり夏バテ防止で鰻料理を食べる機会が多いと思いますので、量の割にはなかなか高価な食べ物になっていますが、ちょっと変わった「おうなりさん」を食べてみてはいかがでしょうか?