レジで支払いを済ませ、レシートを受け取り、
駐車場へ向かおうとショッピングカートを動かそうとしても、
kaiチャンはその場を動こうとしない。。。
レジのほうを指差しながら、何かを訴えている。
何のことだかさっぱりわからなかった。
理解してもらえないので、機嫌が悪くなりそうな気配になりつつあった。
とにかくその場を離れないと、次のお客さんが来ては困る。。。
、、、そうこうしていると、お店の人が、ロリポップを私に見せて、
これをあげてもいいか、と、訪ねるので、
あ、スミマセン、、みたいな雰囲気で、いただくことにした。
手渡されたkaiチャンは、ちゃんとお礼も言えて、
機嫌を直し、元気に「バイバ~イ」と、帰る気になった。
、、、もらえたから、帰ってやるか、、、みたいな、そんな感じ?
いままで、帰り際におみやげをもらったことなどないけど、
結局は、kaiチャンが要求していたかのような、、
お店の人にはそういうふうに思われていたっぽい感じがして、
私は妙に気恥ずかしい気持ちになった。
あの、訴え方といい、もらえるまでテコでも動かなさそうな感じといい、
kaiチャンはもらえることを想定していたように思えてならない。。。
帰るとき車中では、、、
「ロリー、いいにおい」とか、「おかあさん、あけて」とか、言いながら、
ロリポップをうれしそうに握り締めていた。
お昼ごはんの後まで待って、やっと口にできたロリポップの味は、
よほどおいしかったのだろう、ご満悦の表情だった。